にんべんの新CM、325年の歴史を踏まえた挑戦
日本の伝統的な食品企業、にんべんが新しいCM『#にんべん15秒レシピ篇』を2024年10月1日より全国放送します。このCMは、つゆの素の使い方を15秒の短い動画で紹介するという革新的な内容で、音楽を交えたクリエイティブな仕掛けが特徴です。全国民に親しまれてきたにんべんが、次の世代へと伝統をつなげることを目指して製作されたこのCMには、創業325年の伝説が凝縮されています。
新たな挑戦
音楽をフックにしたCM制作には、クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏と音楽プロデューサーの宮井英俊氏が参加しました。彼らは、にんべんの歴史や伝統を大切にしながらも、楽しく親しみやすい内容を追求しました。曲名は「#にんべん15秒レシピ」で、エンターテイメント性を大事にした楽曲となっています。
楽曲の内容
楽曲の歌詞には「にんべん生まれてかれこれ300年、人間100年、美味しく生きる」といったメッセージが込められています。このシンプルながら深い言葉は、にんべんの長い歴史を感じさせ、また日常の料理を楽しむことの大切さを教えてくれます。さらに、今回のCMではAIが歌うという新しい試みも取り入れられており、技術的な進化とも絡めて現代の食文化を表現しています。
キャンペーンの概要
『#にんべん15秒レシピ』キャンペーンでは、つゆの素を使用した簡単でおいしいレシピをSNSを通じて紹介します。特設サイトやTikTokなどのプラットフォームを利用し、つゆの素が誕生してから60年を盛り上げることが目的です。このキャンペーンでは、企業からの発信に加え、一般の人々も簡単なレシピを投稿することで、コミュニティを活性化させることを目指しています。
特設サイトやSNSでは多彩なレシピやCMのメイキング映像が公開される予定で、視覚的な楽しみも提供されます。これにより、にんべんのブランド認知度を高めることが期待されています。
つゆの素、60周年を迎えて
にんべんの「つゆの素」は、1964年に発売されて以来、家庭料理に欠かせない存在として親しまれてきました。発売当時、鰹節の液体調味料は実現が難しいとされていましたが、にんべんは技術的な課題を克服し、ついにこの製品を世に送り出しました。これが、ただのめんつゆでなく、料理全般に対応できる万能調味料として評価されています。
新CMの放送情報
新CMは地上波やBS放送、さらにはTVerといった多様なメディアで放送される予定です。そして、主なキャストとして、若手才能の矢山花さん(ベース役)や後藤日向くん(ギター役)、DJNikka Ninjaさんといった個性豊かなメンバーが参加。彼らはCMを通じて新たな形の日本の音楽を表現しています。
終わりに
にんべんは、伝統的な鰹節やだしを元に、日々新しい挑戦を続けています。325年という長い歴史を持つ企業が、今後どのようにして日本の食文化を次世代へと引き継いでいくのか、大いに注目したいところです。新CMとともに、今後の展開に期待が寄せられています。