医師が選ぶ医療機器
2025-06-19 11:22:36

医師が選ぶ印象的な医療機器メーカーの調査結果を発表

医師が記憶に残る医療機器メーカーのランキング



医療業界における製品情報の共有方法は、多くの医師にとって重要な課題です。株式会社インテージヘルスケアは、全国の医師900人を対象に行った調査を基に、最近の医療機器メーカーの印象や情報入手の傾向について報告しました。本調査は、2022年12月から定期的に実施され、今回で7回目となります。

1. 医師の情報入手方法の変化



医師が医療機器についての情報をどのように得ているかを評価したところ、約81%が「直接営業」を通じて情報を得ていることが明らかになりました。この数字は前回の調査から2ポイントの微増となっています。具体的には、全国の200床以上の医療機関に勤務する医師たちがこの情報源を最も多く利用しており、これに続いて「院内説明会」が10%となっていますが、こちらはスライドダウンしている傾向にあります。

2. 心臓血管外科と整形外科の印象に残るメーカー



医師たちが印象に残っている医療機器メーカーのランキングについても調査が行われました。「心臓血管外科」部門では日本ライフラインが1位、「整形外科」部門ではジンマー・バイオメットが1位に輝いています。これらの結果は、2024年12月に実施された調査からの変化であり、今後もこのトレンドがどのように推移するか注目が集まります。

3. 専門医と一般医師の比較



さらに、循環器内科分野の専門医と一般医師の印象についても調査が行われました。循環器内科全体の印象に対し、専門医の印象は順位が異なることが分かりました。それぞれの医療機関のニーズにより、印象を変える要素があることが明らかになりました。

4. 働き方改革の影響



調査では、「医師の働き方改革」が施行されて約1年が経過した現在の状況についても聴取されていますが、医療機器に対するプロモーションチャネルに大きな変化は見られませんでした。依然として、直接営業は重要な情報獲得手段として位置付けられています。特に3月は年度末が近いこともあり、直接営業が増加した理由として挙げられています。

5. 次回調査について



次回の調査は2025年7月に実施予定で、引き続きプロモーションチャネルの変化やメーカーごとの製品群の順位変動に注目しています。さらに、200床以上の医療機関だけでなく、クリニックも対象にした調査の実施も検討されており、より広範なデータ収集が期待されています。

この調査は、医療機器と医薬品に関する製品情報入手状況の動向を把握し、医療業界全体の改善に役立てることを目的としています。

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調査の詳細については、インテージヘルスケアの公式サイトをご覧ください。また、今後の調査結果がどのように医療機器業界に影響を与えるか、定期的にフォローしていく予定です。


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会社情報

会社名
株式会社インテージホールディングス
住所
東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-7411

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