災害医療の未来を拓く!日本医師会シンポジウム「次世代の災害医療」アーカイブ動画公開
公益社団法人日本医師会は、6月9日に開催されたシンポジウム「次世代の災害医療」のアーカイブ動画を7月8日より特設サイトで公開しました。本シンポジウムは、災害発生前から医療体制を整えるという、従来とは異なる新しいコンセプトを提案。未来のまちづくりのあり方や災害への向き合い方について、幅広い議論が展開されました。
災害への備え、医療の視点から考える
シンポジウムは、日本医師会館とオンラインのハイブリッド形式で開催され、3部構成で講演とディスカッションが行われました。
第1部:災害を先取りする
第1部では、2023年6月の豪雨災害で被災した愛知県の豊川市医師会の小森副会長が、災害の現場の状況を報告。気象庁や国土交通省の担当者からは、気象情報やハザードマップなどの活用方法について解説がありました。さらに、リバーフロント研究所の土屋氏からは、専門的な視点から具体的な提言がなされました。
第2部:医療の安全を包含した未来のまちづくり
第2部では、気象学、国際政治経済学、都市計画の専門家3名が登壇。気象災害の現状を俯瞰し、地域における防災対策の重要性について議論しました。地球規模での課題から具体的な対策まで、多角的な視点からの講演が展開されました。
第3部:命を守る社会の仕組みづくり
第3部では、社会課題の解決に挑む6人のトップランナーが登場。空飛ぶクルマや物流ドローン、水問題解決、遠隔医療、AI技術など、未来の社会を支える革新的な技術が紹介されました。
災害医療への取り組みを強化
日本医師会は、災害時に発生する社会課題の解決に向けて、新しい技術の活用と普及に積極的に取り組んでいくことを表明しました。
多様な専門家の知見が詰まった貴重な記録
本シンポジウムでは、医療従事者だけでなく、気象、防災、都市計画、技術開発など、多岐にわたる分野の専門家たちが集結し、災害への備えについて熱心な議論を交わしました。
動画では、各講演の模様を余すことなく収録。専門家たちの深い知見や最新の技術動向を学ぶことができます。災害への理解を深め、備えを強化したい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください。
特設サイトで公開中!
特設サイトでは、シンポジウムのアーカイブ動画に加え、講演資料やアンケートへの回答も受け付けています。
【特設サイトはこちら】
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