電通とABALが提携！新たなエンタメプラットフォーム「Scape®」の魅力に迫る

次世代エンターテインメントプラットフォーム「Scape®」

株式会社電通は、ABALと提携し、次世代エンターテインメントプラットフォーム「Scape®」を活用した新たな事業開発に乗り出します。このプラットフォームは、リアル空間とバーチャル空間を組み合わせ、高度な没入体験を実現することを目的としています。

提携の背景と目的

電通は、東京都港区に本社を構える企業で、長年にわたり広告業界での経験を積んできました。今回のABALとの提携は、企業が持つIP（知的財産）を最大限に活かした、ロケーションベースのエンターテインメント事業の開発を支援するものです。

ABALは、空間拡張技術の特許を複数取得しており、その技術を用いて、実際の店舗や施設のリアルな空間にバーチャル要素を重ねることで、よりエキサイティングな体験を提供しています。これにより、来場者はまるで広大な仮想空間の中にいるかのような、新しい感覚を味わえるのです。

Scape®の革新性

Scape®は、来場者が物理的には移動しなくとも、バーチャル空間での体験を通じて、まるで広い空間にいるかのような感覚を与えます。特に注目したいのは、来場者同士が異なる仮想空間にいる場合でも、アバター表現を変えることでリアル空間での衝突を回避できる仕組みです。これにより、より安全で快適な体験が提供されます。

また、Scape®はSNSとの連携も強化しており、来場者はバーチャル体験を撮影し、スマートフォンで簡単に保存・共有が可能です。この機能により、体験を他の人とシェアすることも簡単になり、エンターテインメントの楽しさが広がります。

市場の動向と今後の展望

近年、コロナの影響でバーチャル空間の需要が高まっている中、リアル空間における体験価値も見直される傾向にあります。その中で、リアルとバーチャルの融合はますます重要視されるでしょう。Scape®のようなロケーションベースエンターテインメントは、技術の進歩により新たな成長期を迎えています。

ABALの持つ空間拡張技術は、500平方メートルのリアルな空間を、20倍の1万平方メートルに変える力を持っています。これは、エンターテインメント業界のみならず、ビジネス全般においても新たな収益源となる可能性があります。特に企業は、展示会などの限られたスペースで多様な体験を提供し、まるでテーマパークのような感覚を味わわせることができます。