電力業界におけるブランドロイヤルティ調査の成果
NTTコムオンラインが実施した調査
NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、2025年6月に「NPSベンチマーク調査 電力部門」を公開し、一般電気事業者9社と新電力9社、合計18社に関するブランド評価を行いました。この調査では、ブランド評価の向上を目的とした「ブランドレゾナンスピラミッド」に基づいて、各社の契約者からデータを収集しました。ブランドレゾナンスピラミッドは、ブランド価値を高めるためのプロセスをピラミッド型に整理したもので、最上位の「レゾナンス」へ到達するためには理性的および感情的なアプローチが必要です。
調査結果の主なポイント
調査の結果、電力会社のブランド評価において最も高く評価されたのが「パフォーマンス評価」であった一方で、「フィーリング評価」は平均よりも低調でした。これにより、業界全体のブランドロイヤルティ向上には限界があることが示唆されます。
東邦ガスの強み
特に目を引くのは、東邦ガスの「レゾナンス評価」で、愛着や共感といった6つの指標から見た結果、業界内で最高の評価を得ました。分析によれば、東邦ガスは信頼性や商品性に関する「パフォーマンス評価」が特に高く、ブランド認知度の向上が今後の課題だとされています。また、サービスの品質や信頼感が、同社のブランド価値を構築する主要要素であることが確認されました。
他社の評価と課題
一方、レゾナンス評価が中位の企業(A社)は、ブランド認知度が業界平均を下回ったものの、全体としては平均以下の評価に留まりました。これに対し、レゾナンス評価が下位の企業(B社)は認知度においては問題が無いものの、契約者からの信頼性やイメージにおいて大きく劣っています。特に、品質や信頼性を示す「ジャッジメント評価」が低いため、これら改善が必須です。
戦略的なブランド構築の重要性
このように、ピラミッドの各ブロックごとの評価を競合他社と比較することで、自社の強みや弱みを把握できます。ブランドレゾナンスピラミッド分析を取り入れることで、電力会社はレゾナンスに至るさまざまな取り組みを行い、ブランド価値の向上に向けた戦略を立てる必要があります。
結論
ブランドロイヤルティの向上は、電力会社にとって大きな優先課題です。信頼性や品質の向上が求められる中、ブランド認知度についても新たな施策が必要です。今後の電力市場における競争を勝ち抜くためには、これらの要素を戦略的に組み合わせ、強固なブランド価値を築いていくことが不可欠です。詳細な調査結果については、無料でダウンロード可能なレポートにて確認できます。
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調査概要
- - 調査対象:国内に在住する18~74歳の電力会社契約者
- - 調査方法:NTTコム リサーチによるインターネットアンケート
- - 調査期間:2025年8月7日〜8月13日
- - 有効回答者数:1,992名
NTTコムオンラインは企業デジタライゼーションの支援を行っており、顧客ロイヤルティマネジメントやデジタルマーケティングの分野で多様なソリューションを提供しています。今後もブランド価値向上に寄与する取り組みを広げることで、電力業界に新しい風を吹き込んでいくことでしょう。