学校法人中央大学とSBI FXトレードが共同でFX投資研究を開始

2023年10月、SBI FXトレード株式会社と学校法人中央大学は、FX投資に関連する研究を共同で実施することを発表しました。本研究は、FX個人投資家の収益性に影響を及ぼす投資家の個人属性について調査することを目的としています。

研究概要

この研究では、個人投資家の特性—性別や年齢、資産状況、取引の傾向（逆張りや順張りなど）—が、実際の収益性にどのように関係しているかを解明します。SBI FXトレードが保持する売買データを基に、実証的な分析が行われる予定です。これにより、FX市場の発展に寄与できる洞察を得ることが期待されています。研究は中央大学経済学部の吉見太洋准教授が中心となって推進され、個人情報の保護に十分配慮しながら進められます。

研究の背景と目的

昨今、外国為替市場は各国の経済活動に大きく影響されるようになり、その変動は物価や金利政策に直結しています。日本国内では、FX市場に参加する個人投資家の数は増えており、現在、世界の個人投資家による取引の約3割を日本が占めるとされています。SBI FXトレードと中央大学は、これまで金融教育の宣伝活動や共同研究を進めてきた実績があり、今回の研究契約もそれに基づいています。研究成果は、個人投資家に向けてセミナーや論文発表を通じて還元され、広く利用されることを目指しています。