JLLとボッシュのコラボレーションについて
2024年10月1日、JLL(ジョーンズ ラング ラサール)はボッシュ株式会社の本社及び研究開発拠点移転プロジェクトの管理を手がけ、ついにその業務が開始されることを発表しました。JLLはこのプロジェクトにおいて、専任のプロジェクトマネージャーとして様々なサポートを行ってきました。
プロジェクトの経緯と計画立案
このプロジェクトは、2017年からスタートしました。当初、JLLはボッシュの要件を整理し、適切な用地を選定するための基本計画を立案しました。特に、神奈川県横浜市都筑区で予定されている区民文化センターに関連する用地活用事業においては、JLLがコンソーシアムの一員として活躍しました。ボッシュが2018年に事業予定者に選定された後、用地が確定し、JLLは新本社の設計から施工、内装、移転に至る全プロセスを支援しました。
新本社棟は、2024年5月27日に業務を開始予定で、ボッシュの研究開発機能をさらに強化することが期待されています。
公民連携パートナーシップの重要性
ボッシュグローバルリアルエステート部門のリーダー、下山田淳氏はこのプロジェクトが世界初の公民連携パートナーシップ(PPP)であることを強調しています。横浜市が建物を区分所有するユニークなスキームで、単なるオフィススペース以上のものを生み出すことがこのプロジェクトの目標でした。
下山田氏は「人々が出会い、アイデアを交換できる活気ある都市開発の一環を目指し、横浜市との綿密な協力が不可欠だった」と述べています。このプロジェクトは多くの試練に直面しましたが、JLLの専門家たちは常にプロフェッショナルなサポートを提供し続けました。
JLLの支援と今後の展望
さらに、JLLの日本法人である宮本淳氏もこのプロジェクトに感謝の意を表しています。彼は、ボッシュ様の新本社棟移転における専任プロジェクトマネージャーとしての7年間の活動を振り返り、その成果を嬉しく思っています。また、ボッシュと横浜市との協力のもと、特異なプロジェクトを無事に進めたことが強調されました。
「JLLは今後も、専門的な建設プロジェクト管理やコンサルティングを通じて、お客様の事業実現に貢献していく」と宮本氏は力強く述べています。
JLLについて
JLLは不動産のすべてのサービスを提供するグローバル企業であり、世界80ヵ国ストリームでの実績があります。オフィス、リテール、インダストリアルをはじめとする広範な不動産サービスを行い、顧客にとっての「明るい未来」を提案しています。フォーチュン500に選出されているJLLは、2023年には208億米ドルの売上を誇ります。
このように、JLLとボッシュのプロジェクトは、今後の不動産開発において新たなモデルケースとして注目されることでしょう。