ウクライナの伝統料理ボルシチを楽しむ唐津の国際交流イベント

ウクライナのボルシチを楽しむ唐津の国際交流イベント

2025年7月12日、歴史と文化が交差する佐賀県唐津市相知町の横枕地区で、ウクライナの伝統料理「ボルシチ」を中心にした試食イベントが行われました。このイベントは、九州大学の企業支援プログラム「QSHOP」から誕生した学生ベンチャー《株式会社Borsch?》によって企画され、地元で栽培されたビーツを贅沢に使った本格的なウクライナ料理が提供されました。

会場となった横枕公民館では、地域住民や唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」、武雄高校の生徒たちが多数参加し、食を通じた国際交流を楽しみました。また、食事の前には九大生によるウクライナの歴史や文化、そして現地の現在の状況に関するミニ講演も実施されました。この講演では、ウクライナの情勢や文化背景に対する理解を深め、参加者全員に国際的な意識を育む素晴らしい機会となりました。

イベントの特徴は、地域で取れたビーツをふんだんに使ったボルシチです。調理は九州大学の学生たちが担当し、ウクライナの家庭で受け継がれてきたレシピを再現。一口食べると、その豊かな風味が口いっぱいに広がり、地元の素材が持つ力強さを感じることができます。特に、横枕で育てられた有機ビーツを使用しているため、安心して食べられる一皿となっています。

このイベントは、来たる11月に開催される《九大祭》でも出展される予定です。これは、都市と地域、学生と住民、そして日本とウクライナを繋ぐ食の力を広める素晴らしい機会として、期待が寄せられています。また、ボルシチを通じて生まれる新たな出会いや学びも、多くの人々に好影響を与えていくことでしょう。特に、横枕地区は「人と自然の共生地域」として評価されており、持続可能な農業や生物多様性保全に取り組んでいます。このような取り組みを通じて、国際的なテーマに対する地域の姿勢が高く評価されている点も魅力的です。

振り返ってみれば、地域住民と学生が共に参加したこの試食イベントは、ただ食事をするだけでなく、学びや文化交流を促進する重要な場となりました。これにより、地域の活性化と国際理解が共に進んでいくことが期待されます。また、ボルシチを作る過程や食文化が繋ぐ新たな関係性は、今後の地域の発展に大きな影響を与えるでしょう。

皆様も、ぜひ公式サイトやInstagramをチェックして、横枕農園のビーツを使った製品を楽しんでください！

加えて、今回のイベントは主催となった《株式会社Borsch?》を始め、横枕農園やNPO法人唐津Farm&Food、地元の高校プロジェクトチームなど、多くの方々の協力によって成り立ちました。地域と大学、そして多様なセクターが連携したこの成功を機に、今後の更なる交流と発展が期待されます。