日本酒をクイズで楽しむ!
シンガポールを拠点に活動するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)が、日本酒のNFTマーケットプレイス「Sake World NFT」と提携し、11月1日から日本酒に関するクイズコンテンツを配信することを発表しました。
このプロジェクトは、経済産業省の「令和5年度 Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」に採用されており、特に若者に向けた新たな日本酒の楽しみ方を提供することが目的です。実際に、アルコール消費量の減少や日本酒離れが進む中、多くの蔵元は売上の向上が求められています。
クイズコンテンツの意義
この取り組みを通じて、Web3技術を駆使した日本酒に関するクイズ配信を行うことで、日本酒NFTの販売促進を図り、蔵元の支援や新たな収益の創出を目指しています。また、国内外で日本酒文化を広めると共に、業界全体の活性化にも寄与することが期待されています。
提供されるクイズコンテンツ
配信されるクイズは、2つの種類があります。
1.
日本酒クイズ Answer to Earn
誰でも無料で参加可能なこのクイズでは、日本酒に関する楽しい知識を学びながら、成績に応じて暗号資産やNFTを獲得するチャンスが与えられます。クイズはSake WorldメディアサイトとPlayMining NFTに掲載され、2024年11月1日から2025年1月31日まで、毎週金曜日に更新される予定です。
2.
プレミアクイズ for SWC
「Sake World NFT」で日本酒NFTを持っているユーザー限定のクイズになります。この期間中の総合成績上位者は、2025年2月に京都で開催される「Sake World Championship」への招待を受ける特典があります。初代チャンピオンには、自身の名を冠した日本酒の製作・販売権が付与されるため、大きな注目を集めることとなるでしょう。
2024年11月29日から2025年1月10日まで、隔週金曜日に更新されます。
Sake World Championshipについて
この大会は、2025年2月16日に京都で初めて開催されるもので、日本酒の知識やテイスティングスキルを競うイベントです。各国の代表選手が参加し、利き酒やマリアージュ、ブレンドといったラウンドでその能力を試されます。審査は、2024年のMr SAKEグランプリの上山賢司氏をはじめとする専門家たちが行います。
Sake World NFTの特長
「Sake World NFT」は日本酒をオンラインで手軽に購入できるだけでなく、熟成や保管をした日本酒を個人間で売買できるプラットフォームです。特筆すべきは、酒税法の規制により通常は販売業免許が必要な日本酒を一般ユーザー同士で取引できる点です。取引が成立した際には、酒蔵にもロイヤリティが還元される仕組みが組み込まれており、日本酒業界全体に新たな利益をもたらしています。
経済産業省の支援
経済産業省が後援するこのプロジェクトは、Web3.0技術を用いた社会実装の一例として、補助金やサポートを受けることができるため、将来的には日本酒の新たなビジネスモデルを構築する可能性があります。
DEAは、Play to Earnゲームの開発を行い、世界中のユーザーに「楽しみながら生計を立てられる経済社会」の実現を目指しています。このように、ただのNFTマーケット以上の展望を持つSake World NFTは、今後の日本酒文化にとって新たな息吹を吹き込む存在となるでしょう。
公式サイトへのリンク:
Sake World NFT
詳細情報については、経済産業省の公式ページをチェックしてください。