話す力とAIの未来
2025-03-12 10:49:42

官民合同シンポジウムが語る「話す力」とAI活用の未来

官民合同シンポジウムが語る「話す力」の重要性



2025年2月21日、東京都内で「第3回 話す力を育成する官民合同シンポジウム」が開催され、関係者や参加者が集まりました。このシンポジウムでは、アルバ・エデュの活動成果や、行政、企業、スタートアップからの多角的な視点で「話す力」についての意見交換が行われました。

アルバ・エデュの活動報告



最初に、一般社団法人アルバ・エデュの代表理事、竹内明日香氏が同団体の活動内容を発表しました。彼女は、日本財団からの助成を受け、「話す力」を育成するために保護者、教育行政、企業、地域の学校など、さまざまな関係者と連携してきたと述べました。特に、教育現場では教員の多くが「話す力」を重視したいと考えながらも、学級の大人数による指導の難しさがあることが明らかになりました。

この問題を解決するために、アルバ・エデュでは生成AIを利用したアプリ「SPEAK STAR」の開発を進めています。これは主体的・対話的な学習を促すためのツールとして期待されています。

SPEAK STARの活用事例と今後の展望



次に、デジタル関連の企業の専門家がSPEAK STARについての詳細を共有しました。株式会社フィラメントの西沢氏は、プロトタイプの開発が進行中であり、手ごたえを感じていると報告しました。このアプリは、中学校での実際の授業で使われ、子どもたちが自分の意見を持つことにポジティブな影響を与えていることが示されています。特に、アプリを介した授業が子どもたちの思考を広げたり深めたりする役割を果たしています。

竹内氏は、中学生の「イイタイコト」を促すための英語版アプリの開発や、メタバースや海外展開の可能性についても言及しました。これにより、さらに多くの子どもに対して「話す力」を育むことを目指します。

若手起業家のプレゼン



シンポジウムでは、日本の社会課題解決に向けた新たな技術の活用も議論されました。株式会社MEMORY LABの代表、畑瀬氏は、生成AIを使った「Memory AI」サービスを提案しました。このサービスは、科学技術や企業の取り組みを分析し、社会課題解決に役立つ情報を提供するものです。

パネルディスカッションでの意見交換



シンポジウムでは、「生成AIを活かした話す力向上の可能性」というテーマのもと、パネルディスカッションが行われました。参加者からは、話す力と聞く力の重要性や、フィードバックの役割など、多様な視点から議論が交わされました。特に、「話す力」の育成は、クラスの心理的安全性を確保する上でも極めて重要であるとの意見がありました。

まとめ・閉会挨拶



シンポジウムの最後には、日本財団の金子氏が挨拶し、今回の活動がもたらした成果や、引き続き教育と福祉を連携させた取り組みの重要性について強調しました。このようなイベントを通じて、「話す力」がすべての授業で当たり前になる未来を目指して、アルバ・エデュは活動を続けていきます。教育における技術の活用は、今後の発展に大いに貢献すると期待されます。


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会社情報

会社名
一般社団法人アルバ・エデュ
住所
東京都文京区音羽1-17-11 花和ビル308号
電話番号
03-5981-9271

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