フリー株式会社が提供するSaaS統合管理クラウド「Bundle by freee」
フリー株式会社は、最近自社の提供するSaaS統合管理クラウド「Bundle by freee」に新たにSCIM APIの機能を実装しました。この新機能により、様々なクラウドサービス間でのユーザー情報の管理がさらに効率的かつ簡便に行えるようになります。
SCIM APIの概要
SCIM(System for Cross-domain Identity Management)APIは、クラウドサービス間でのユーザーデータの統合管理を目的とした規格です。近年、多くの企業が利用するSaaSの数が増加し、その管理がますます複雑化しています。その中で、SCIM APIに未対応のサービスも多く存在し、アカウント管理を手動で行わなければならない場面も少なくありませんでした。これにより、人事情報を基にしたアカウントの自動発行や更新が行えないという課題が生じていました。
そこで、Bundle by freeeのSCIM APIを活用することで、以下のような機能が可能となります:
- - IdPからの人事情報のマスターへの取り込み
- - IdPの人事情報変更に伴うトリガー設定
- - SCIM未対応のSaaSアカウントの発行・削除
Bundle by freeeの特長
「Bundle by freee」は、企業の情報システム部門や人事部門向けに特化した作業自動化ツールです。このツールは、社員の入退社や異動に伴うSaaSアカウントの作成や削除、アカウント管理の棚卸し作業を自動化することができます。この機能により、企業はリソースと時間をより効果的に活用できるようになります。
さらに、外部に共有されたファイルやフォルダの整理も自動化できるため、データ管理の統合も実現します。また、端末や備品の台帳管理も可能となっており、企業の基盤を支える情報システム部門の運営をサポートします。
自動化の重要性
現代の企業において、情報システム担当者は多忙を極めることが多く、新たな提案を行う余裕がないのが現状です。「Bundle by freee」は、こうした非効率な業務を自動化し、担当者が本来取り組むべき業務に集中できる環境を提供します。結果として、業務のクオリティが向上し、企業全体の生産性も大いに改善されることでしょう。
コーポレートITに関するドキュメンタリーを公開
また、フリー株式会社では、情報システム担当者の働き方に焦点を当てたドキュメンタリー「Corp IT films」をYouTubeで公開しています。この映像では、働く環境や業務の内容に関するリアルな情報が満載であり、企業のIT部門に足りない視点を提供します。
「Corp IT films」こちらから視聴できます。
会社概要
フリー株式会社は、東京都品川区に本社を構え、CEOは佐々木大輔氏です。会社は2012年に設立され、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、様々なバックオフィス業務の効率化を図る経営プラットフォームを提供しています。日本発のSaaS型クラウドサービスとして、多くの企業が利用できるオープンプラットフォームを構築し、顧客に「マジ価値」を提供し続けています。