ヘルシー・ソサエティ賞 第18回受賞
2022-06-03 10:00:15
「ヘルシー・ソサエティ賞」第18回受賞者発表!教育、ボランティア、医療など各分野で社会貢献した6名が受賞
「ヘルシー・ソサエティ賞」は、2004年に公益社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソンによって創設された賞です。
「より明るい今日とより良い明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上」に貢献してきた個人を顕彰しており、今年で18回目を迎えました。
第18回では、「健全な社会は、誰かの努力によってつくられる」をテーマに、教育、ボランティア、介護、医療などさまざまな分野で指導的役割を果たしてきた6名が受賞しました。
教育部門では、地球規模のマラリア根絶に尽力し、バヌアツでの地域に根差した制圧活動を実施した金子明氏が受賞しました。金子氏は、住民自らの予防行動の重要性を啓発し、医学的介入と合わせた統合的な制圧戦略を展開してきたことが高く評価されました。
ボランティア部門では、マリ共和国で約30年間、保健衛生の改善、女性の自立支援などに取り組んできた村上一枝氏が受賞しました。村上一枝氏は、学校すら行かせてもらえない女性たちに読み書きを教え、助産師および健康普及員へと育成したことが高く評価されました。
医師部門では、日本の感染症医療を大きく前進させた大曲貴夫氏と、小児心臓外科医として約40年、7,000以上の手術を手掛け、超小型人工心肺の開発に成功した高橋幸宏氏が受賞しました。大曲氏は、COVID-19では、2020年の武漢帰国者の受け入れやダイヤモンド・プリンセス号の患者の診療など、未知のウイルスと最初に闘った日本の医師としても知られています。高橋氏は、子どもの体に負担の少ない低侵襲の手術の実現に貢献したことが高く評価されました。
医療・看護・介護従事者部門では、在宅療養の看護師による医療介入の必要性を痛切に実感し、NP(ナース・プラクティショナー)制度化を目指して普及・推進活動に取り組んできた樋口秋緒氏が受賞しました。樋口氏は、医師と連携した早期介入活動で多方面で評価されています。
パイオニア部門では、精神科医および老年学の研究者として、認知症施策や高齢者の自殺防止対策に寄与する実態調査や行政への提言など、30年以上にわたり第一線で活躍してきた粟田主一氏が受賞しました。粟田氏は、東日本大震災の災害下において、高齢者の「認知機能障害」と「生活障害」の重症度を評価する「DASC-21 (ダスク-21)」ツールを開発するなど、日本の認知症施策に貢献してきました。
これらの受賞者たちは、それぞれの分野で社会に貢献してきた功績が認められ、ヘルシー・ソサエティ賞を受賞しました。
「ヘルシー・ソサエティ賞」は、今後も有意義な活動を行う人々やその活動を顕彰することで、健やかな社会づくりの実現を支援していきます。
会社情報
- 会社名
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区西神田3丁目5番2号
- 電話番号
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