横浜市教員採用試験にSPI3導入
横浜市では、教員採用試験に新たな選考方式として「SPI3」を活用した「春チャレンジ選考試験」を2024年に実施します。この制度は、民間企業をはじめ、多くの公務員試験でも使用されている適性検査です。
新たな選考・応募の機会
今回の取り組みにより、特に教員免許を持つ方が他業種からの転職を検討しやすくなり、また異なる職種との併願も可能になります。このようにして多様な選択肢を提供することで、より多くの人々に採用の道を広げることを目的としています。
新しい選考試験の日程
「春チャレンジ選考試験」では、募集人数が小学校で約50名を予定しています。主な日程は以下の通りです。
- - 受験案内公表・配布: 2月25日から3月17日まで
- - 申込受付期間: 2月25日から3月17日午後5時まで
- - 第一次試験 (SPI3受検期間): 4月2日から4月15日まで
- - 合格発表: 4月30日
不合格の場合は、2次試験への申し込みが可能です。2次試験では模擬授業や個人面接が行われ、最終合格発表は6月中旬の予定です。新たな試験制度を通じて、横浜市の公立学校で働くチャンスを得るための大きな一歩となるでしょう。
伝統的な選考も継続
また、例年通りの日程で実施される教員採用試験もあります。こちらは、募集人数が3月下旬に発表される予定です。例年通りの試験日程で、受験案内の配布は4月7日から5月12日までの間に行われます。この試験では、7月に第一次試験が行われ、9月中旬までに2次試験が進行し、最終的な合格発表は10月中旬の予定です。
教職経験者への配慮
特に、今回の試験では、教職経験者に対して選考手続きが緩和される場合もあります。一定の勤務年数がある場合、第一次試験の「指導案」が免除されるため、より受験しやすくなる仕組みが整えられています。特に教育界からの転職希望者にとって、非常にありがたい制度となっています。
社会人経験者向けの特別選考
さらに、社会人や国際貢献活動経験者向けの特別選考も行われ、これについても第一次試験の内容が見直されています。指導案から教科専門試験に変更され、受験者にとってのハードルを下げる方向で進められています。
受験案内の公開と説明会
受験案内は、2月25日から公開され、説明動画も合わせて発表される予定です。また、特別選考試験に関する説明会も全国5都市及びオンラインで行われる計画です。これにより、より多くの方々が情報を得られるよう努めています。詳細は横浜市の公式ウェブサイトをご確認ください。
まとめ
横浜市の教員採用試験には、新しい選考方式「SPI3」の導入が発表され、受験機会の拡大や多様な選考方法を通じて、教育界での新たな人材確保に向けた意欲的な取り組みが進んでいます。教員としてのキャリアを考えている方々にとって、大きなチャンスとなることでしょう。