TOPPANエッジがシンガポールでのフィンテック祭典に初出展
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 昌典)は、2025年11月にシンガポールで開催される「Singapore FinTech Festival 2025」に初参加することが決定しました。本イベントは、シンガポール金融管理局(MAS)やGlobal Finance & Technology Network(GFTN)が主催し、世界中から金融機関や投資家が集まる、最大規模のフィンテックに関する展示会です。
「Singapore FinTech Festival 2025」について
本祭典は2025年11月12日から14日まで開催され、前年には約6万5000人もの参加者が見込まれています。TOPPANエッジは、「Japan Pavilion」内にブースを構え、vLEI(Verifiable Legal Entity Identifier)に関連したサービスやユースケースを披露します。日本では2025年9月にvLEIの適格発行機関として認定された初の企業として、その活用法を示す機会を得て、国際的なフィンテック環境における存在感を示す重要なステップとなります。
vLEIの重要性と活用方法
vLEIとは、国際規格「ISO 17442」に基づく法人の識別子であるLEIと、検証可能な資格証明を組み合わせたデジタル証明書です。このシステムにより、企業やその構成員が信頼性を持って本人確認を行うことが可能となります。
貿易取引におけるvLEIの活用
TOPPANエッジのブースでは、貿易業界におけるデジタル化の流れに対応するため、vLEIを活用した具体的なユースケースを紹介します。貿易DXの進展に伴い、従来の紙ベースの貿易書類を電子化する流れがありますが、新たに生じる課題として、デジタルデータ上での真正性の確保が挙げられます。TOPPANエッジは、この問題に対するソリューションとして、貿易書類に作成者のvLEIを付与することを提案します。これにより、不正業者との取引を防ぎ、貿易取引の透明性と信頼性を高めることを目指します。
ブロックチェーンとの連携
さらに、ブロックチェーン技術の進展に伴い、金融取引の領域でもvLEIの活用が重要視されています。特に、ブロックチェーンが外部データを取り込む際、情報元の信頼性が欠如している場合、全体の信頼性が損なわれるリスクが考えられます。TOPPANエッジは、その解決法としてvLEIを用いた情報元の確認プロセスを提案します。これにより、正確なデータの利用が促進され、安全かつ迅速な金融取引が実現できると期待されています。
ブースの詳細
TOPPANエッジの展示は、シンガポールEXPOの「Japan Pavilion」内、小間番号5L19に配置されます。参加者は、最新のフィンテック技術とTOPPANエッジの取り組みを直接感じ取ることができるでしょう。
まとめ
2025年11月にシンガポールで行われる「Singapore FinTech Festival 2025」は、フィンテック業界にとって非常に重要なイベントです。TOPPANエッジが初めての出展を通じて、vLEIの普及を促進し、国際的なフィンテックの発展に貢献することを期待しています。詳細は公式サイト【https://www.fintechfestival.sg/】を参照してください。