不動産投資の金利上昇
2025-05-28 11:34:24

不動産投資の金利上昇、86.8%が体感中の現状とは

不動産投資の金利上昇、大多数が影響を感じる



健美家株式会社が実施した第23回不動産投資に関する意識調査の結果、驚くべきデータが浮かび上がりました。特に融資金利が上昇していると感じている人は86.8%に達し、これは過去数年で最も高い数字となっています。これに関連し、投資用不動産の価格や、買い時か売り時かという問いの結果にも注目が集まっています。

不動産価格の現状



調査によれば、現在の投資用不動産の価格について、「価格が上昇している」と回答した人は62.8%に達しました。この傾向は2021年4月以来続いており、価格上昇傾向は今後も続くと見込まれています。また、売り時か買い時かという問いに対しては、「どちらともいえない」が47.6%と最も多く、不安定な市場感を示しています。このデータは、現在の不動産市場がいかに複雑であるかを物語っています。

購入者の行動分析



2024年10月以降に物件を購入したとする回答者の52.6%は実際に購入を行ったとし、その中でも「一棟アパート」が最も多く47.1%を占める結果に。これに続いて「戸建て賃貸」が36.0%を占め、さらに興味深い点は物件購入時に「融資を活用した」と回答した割合が71.4%に達したことです。この数字は2018年以来の高水準であり、多くの投資家が融資に依存していることを示しています。

金利の影響



特に注目すべきは、融資を活用したと答えた人の中で、「金利が上がった」と回答した割合が86.8%という高い数字になっている点です。1年前には「変わらない」と答えた人が59.9%と多かったため、この変化は市場における不安定感の増加を示しています。融資期間についても、改めて調査が行われ、「10~20年」が35.0%と最多を占めたことも興味深いです。

不動産投資と株式投資の関係



また、「現在、不動産投資と株式投資を行っているか」という問いには、64.0%が「両方やっている」と回答しました。株式市場の変動に対する意識では、「特に変化はない」との回答が68.3%、「不動産の資産配分を増やしたい」との回答も26.5%に達しました。これにより、投資家がより安定した資産である不動産に魅力を感じていることがわかります。株価の変動によって相対的に魅力を感じる投資対象としては「不動産」が77.1%を占め、次点には「金(ゴールド)」の38.7%が続いています。

まとめ



この調査から、現在の不動産投資市場は金利上昇を強く意識しながらも、投資用不動産の価格が上昇し続けていること、さらには購入者が融資を利用している傾向が強まっていることが浮き彫りになりました。今後の市場環境は非常に注目されるべきであり、投資家はこれを踏まえて冷静な判断が求められます。一方で、健美家が提供するデータは、投資に関する貴重な情報源として、今後の投資戦略に大いに役立つことでしょう。


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株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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