シニア犬猫のそなえプロジェクト:寺田心さんが愛犬への感謝を表現
2025年9月9日、ペットライン株式会社が主催した「いぬとねこ シニアのそなえプロジェクト」の発表会が、都内のイベント会場で開催されました。このイベントには、俳優で愛犬家の寺田心さんがゲストとして登場。愛犬や愛猫のシニア期に対する意識を高めることを目的とし、楽しみながらも考えるべき内容が盛り込まれた一日となりました。
シニア犬猫実態調査2025の結果
ペットラインが実施した「シニア犬猫実態調査2025」では、7歳以上の愛犬・愛猫を飼う1,100名の飼い主を対象とし、彼らのペットに対する「愛情」と「健康管理」に焦点を当てた調査が行われました。
調査結果によると、飼い主が愛犬や愛猫と過ごした時間は、犬で平均10,000時間、猫で10,800時間を超えました。これは、犬が約5,000本の映画、猫で約5,400本の映画に相当するほどの膨大な時間です。その中には、約38,000時間という飼い主とペットの関係も存在し、これらは愛犬や愛猫が大切な存在であることを物語っています。
一方で、シニア期の健康管理については、多くの飼い主が満足いくケアを行っていないことが浮き彫りになりました。犬は11歳、猫は10歳からシニア期に入りますが、定期的な健康診断を受けさせていない飼い主は犬で56.9%、猫で64.5%という驚きの結果となりました。
寺田心さんの愛犬「ももちゃん」の健診
寺田心さんは自らの愛犬である「ももちゃん」にスポットを当て、彼女との関係や日常の過ごし方についても述べました。「ももちゃん」は7歳で、寺田さんは1日あたり5時間以上をともに過ごし、合計で約7,300時間の時間を一緒に過ごしたことがわかりました。寺田さんは「ももちゃんと過ごす時間がどれだけ貴重か実感している」とコメント。特に、ももちゃんの散歩の時間は合計1,460時間にものぼり、これも愛犬との絆が深まる重要な要素となっています。
寺田さんは、愛犬の健康に対する意識も強く、特に夏場の散歩の際には、熱中症や足の火傷に対する注意を欠かしません。また、散歩を通じて愛犬の変化にも敏感に気づくよう心掛けているようです。
健康管理の重要性
発表会には、ペットラインの獣医師である宮平萌絵も参加。シニア犬や猫の健康管理についての専門的な意見を共有し、調査結果を分析しました。宮平医師は「健康診断の重要性」を強調し、「ペットは言葉を話せないので、早期の健康管理が重要だ」と述べました。寺田さんも同様に、過去の経験から「病気になってから改善を考えるのではなく、普段からしっかりと健康管理を行うことが必要」と語りました。
感謝の手紙コンテスト
イベントの終盤では、寺田心さんが愛犬への感謝の想いを込めた手紙を朗読しました。「そばにいてくれてありがとう」といった愛情あふれる言葉が、会場全体を温かい雰囲気に包みました。またこの手紙を通じて、飼い主自身がペットへの愛情を文字にすることの重要性や、愛犬・愛猫と向き合うきっかけを提供する「感謝の手紙コンテスト」の開催が発表され、参加を呼びかけました。
シニアのそなえプロジェクトとは
ペットラインの「いぬとねこ シニアのそなえプロジェクト」は、2024年から本格的に始まります。このプロジェクトは、愛犬・愛猫のシニア期を迎えるにあたって、飼い主が生活環境や食事内容を見直すことの重要性を訴えています。また、飼い主もペットの健康についての正しい知識を学ぶことを目指しています。今後も様々な活動を通じて、多くの飼い主が愛犬や愛猫と幸せな時間を過ごせるよう取り組んでいくことでしょう。