一穂ミチの傑作『光のとこにいてね』文庫化
2025年9月3日に発売される一穂ミチの名作長編、『光のとこにいてね』がいよいよ文庫化されます。株式会社文藝春秋が手がけるこの作品は、文庫化にあたり著者の直筆コメントが付け加えられるなど、ファンにとっては嬉しいニュースです。
この小説は、直木賞候補にもなり、キノベスランキングでの第2位や本屋大賞第3位、さらには島清恋愛文学賞の受賞と、数々の賞を獲得した実績があります。2022年に発売され、多くの読者に感動を与えた本作は、著者の最新作『恋とか愛とかやさしさなら』も2025年の本屋大賞最終候補に名を連ねるなど、さらなる期待が寄せられています。
物語の概要
『光のとこにいてね』は、小学2年生の結珠と果遠という二人の少女が、うらぶれた団地の片隅で出会うところから始まります。彼女たちは、正反対の環境で育ちながらも、同じ孤独を抱えており、強く惹かれ合います。しかし、その幸せな時間は思わぬ形で終わりを迎え、8年後に名門女子校で再会を果たします。この二人の運命的で切ない約四半世紀にわたる物語は、感情豊かに綴られています。
特別な特典
さらに、初回限定版には、著名な漫画家・志村貴子によるイラストしおりが添付される特典もあります。しおりには「結珠」と「果遠」の2種類が用意されており、いずれか一枚が挟み込まれます。しおりに記載されているQRコードを読み取ることで、一穂ミチによる書き下ろしのショートストーリーを楽しむこともできます。
著者・一穂ミチのプロフィール
著者の一穂ミチは、2007年に『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。その後、2021年に発表した『スモールワールズ』で吉川英治文学新人賞を受賞し、数々の話題作を世に送り出してきました。『光のとこにいてね』は、その代表作の一つとして多くの読者に愛されています。
この作品の文庫化は、さらなる読み手を増やし、多くの人々に感動を与えることとなるでしょう。文庫版の価格は1,001円(税込)、512ページにわたる本書がどんな魅力を持っているのか、ぜひ手に取ってみてください。詳細は
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