ライフポート西洋とライナフ、スマート置き配導入へ
東京都千代田区に本社を置く株式会社ライフポート西洋と、同じく東京都文京区の株式会社ライナフが、2025年8月1日からライフポート西洋が管理するマンションで「スマート置き配」を本格的に導入することが決まりました。この取り組みは、配達業務をより効率化することを目指しています。
スマート置き配の概要
「スマート置き配」は、入館権限を付与された配達員がデジタルキーを使用して共用エントランスの解錠を行うサービスです。この仕組みを利用することで、各住戸の玄関前まで荷物を安全に置き配することが可能になります。その結果、再配達を減少させ、居住者の利便性を高めるだけでなく、宅配に関連するトラブルを軽減し、管理業務の効率も向上します。これまでにライフポート西洋では、約150棟の新築物件にスマート置き配を導入してきましたが、今後は既存物件への導入にも力を入れていきます。
導入の背景
近年、再配達の問題は社会全体で見直されるべき重要な課題となっています。特に居住者は、不在時でも荷物が受け取れる多様な方法を求めています。これらの需要に応えるために、ライフポート西洋は「マンション管理」を出発点として、居住者の利便性の向上と社会的課題の解決を目指すソリューションとして「スマート置き配」の導入を決定しました。これにより、変わるライフスタイルに対応し、さらなる「ハートふる」な未来を作り出すことを目指しています。
スマート置き配の具体的機能
「スマート置き配」では、スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」が使われます。オートロック付きのマンションでは、共用エントランスの鍵がデジタル化され、入館権限を持つ配達員がオートロックを解錠できるようになります。これにより、居住者が事前に指定した場所への荷物の配達が可能になります。さらに、解錠履歴が全て記録されるため、セキュリティ面でも安心であり、マンション管理会社やオーナー、管理組合にとっても費用負担なく導入できるメリットがあります。現在、日本全国で1万6000棟以上に導入されています。
企業情報
ライフポート西洋
- - 設立: 1984年4月
- - 社長: 平塚 一之
- - 事業内容: マンション・ビル・賃貸管理、公共施設管理、不動産管理全般、ライフサービスなど
ライナフ
- - 設立: 2014年11月4日
- - 社長: 滝沢 潔
- - 事業内容: スマートロック「NinjaLock」シリーズの販売、不動産管理ソリューションの開発など
本取り組みは、次世代の宅配サービスとしての発展が期待されており、住環境をより快適に、安全にする革命的な一歩となるでしょう。今後の展開に注目です。