海洋環境と次世代教育の架け橋「Tethys基金」
2025年2月19日、公益財団法人 日本フィランソロピック財団が設立した「Tethys基金」が、初回の助成先公募を開始しました。この基金は、持続可能な未来を実現するため、環境保全に寄与し、次世代への教育的取り組みを支援することを目的としています。特に、石垣島に在住する子どもたちを対象にしたプログラムが設けられています。
環境保全の重要性
現代社会が直面する問題の中で、気候変動や海洋資源の減少、陸域生態系の破壊は深刻です。これらの課題に対処するためには、一人ひとりの意識改善や行動が不可欠です。「Tethys基金」は、こうした状況を踏まえ、子どもたちに海洋環境の大切さを伝えることを目指しています。加えて、豊かな自然環境を次の世代に引き継ぐための教育活動を支援し、地域社会全体の意識向上を図ります。
募集要項の概要
「Tethys基金」は、石垣島周辺の海の環境を守る啓発活動を行う団体を対象としています。助成金額は合計1,000万円が予定されており、1団体あたりの助成金は50万円から300万円の範囲で、採択される団体数は3から5件程度です。助成対象期間は2025年9月1日から2026年8月31日までの1年間です。
募集スケジュール
- - 公募開始: 2025年2月19日(水)
- - 公募締切: 2025年4月30日(水)17:00
- - 採択結果通知: 2025年8月中旬(予定)
応募方法
応募を希望する方は、まず「Tethys基金」の募集要項を確認し、必要書類を準備する必要があります。提出は助成電子申請システム「Graain」を通じて行うことが求められ、郵送やメール添付での提出は受け付けられません。すべてのプロセスはオンラインで完結する仕組みとなっています。
これにより、合格した団体には事業の実施に必要な資金が提供され、石垣島の子どもたちが海の教育に触れる機会を得ることができます。海洋環境の保護は単なる地域の課題ではなく、全世界の未来に影響を与える重要なテーマです。
「Tethys基金」を通じて、地域密着の活動がどのように進化していくのか、引き続き注目していきたいところです。
日本フィランソロピック財団の役割
公益財団法人 日本フィランソロピック財団は2020年に設立され、社会貢献事業への資金提供を行っています。その活動は寄附を基にしており、「おもい」を「意義ある寄附」に育てることを目指しています。基金の設立と共に、地域に根ざした活動を通じて、より良い社会を築いていく努力を続けているのです。
詳細は財団の公式ウェブサイト(
日本フィランソロピック財団)をご確認ください。