OLTA、佐賀銀行と提携し新たなファクタリングサービスを提供開始

OLTAと佐賀銀行の提携

OLTA株式会社は、2024年12月16日より、株式会社佐賀銀行と連携し、「さぎんクラウドファクタリング powered by OLTA」を提供することを発表しました。この提携により、OLTAのオンラインファクタリングサービスが地域銀行を通じてさらに多くの企業に利用されることを目指しています。

クラウドファクタリングとは

ファクタリングは、企業が請求書を売却して早期に資金を得る手法です。この方法を用いることで、企業は入金を待つことなく運転資金を調達できます。特にOLTAは2017年に日本初のオンライン型ファクタリングを開始し、AIを活用した審査による「早い」「簡単」「リーズナブル」という使いやすさから、すでに多くの中小企業に支持されています。

提携の詳細

OLTAは佐賀銀行に対し、Webサービスの企画や開発、運用に関するコンサルティングを提供します。そして、佐賀銀行は法人や個人事業主向けにこの新しいサービスを案内することになります。これにより、佐賀銀行の顧客は、普段利用している金融機関のサービスを通じて、より簡単に短期・少額の運転資金を調達できるようになります。

この取り組みは、佐賀銀行の目指す「地域の価値向上を実現する銀行グループ」というビジョンにも合致しており、地域社会や企業の成長に寄与することを目的としています。OLTAが提供するファクタリングサービスは、地域企業の資金繰りの改善や経営の効率化をサポートする重要なソリューションとして位置づけられています。

新しい資金調達手法の必要性

最近では中小企業向けの資金繰りが難しくなっており、特にコロナ禍において多くの企業が打撃を受けました。ゼロゼロ融資などがあったものの、返済が始まる中で倒産のリスクが増加しています。こうした状況から、OLTAが提案するような新たな資金調達手法が求められています。

2022年度の中小企業白書でも、OLTAクラウドファクタリングが新たな資金調達手段として取り上げられ、今後も利用が増えると予測されています。オンライン型ファクタリングを含む補完金融の普及が中小企業の資金繰りをよりスムーズにすると期待されています。