2025年度「小・中学生『いのち』の作文コンクール」の選考委員を発表
公益財団法人JR西日本あんしん社会財団が、2025年度の「小・中学生『いのち』の作文コンクール」の選考委員を発表しました。このコンクールは、福知山線列車事故の教訓を基に2009年に設立された同財団が実施しており、今年で開催11年目を迎えます。
コンクールは、小学生と中学生を対象に「いのち」というテーマで作文を募集するもので、教育や社会における「いのち」の重要性を考えるきっかけとなることを目的としています。毎年多くの応募があり、若い世代がその思いを表現する貴重な場となっています。
今年度の選考委員について
今回は、著名な選考委員が新たに加わることが決まりました。各委員は以下の通りです。
愛媛県出身の菊池氏は、教育の現場で豊かなコミュニケーションを生み出すことを目指し、独自の教育手法を展開しています。特に「菊池道場」と呼ばれる教員向けの学びの場を全国に展開しており、多くの教員に影響を与えています。メディアにも頻繁に登場しており、その活動は広く知られています。
岡山県出身の重松氏は、早稲田大学を卒業後、著述家としての道を進み、さまざまな賞を受賞しています。「いのち」や「家族」をテーマにした作品が多く、教科書への採用や映像化される作品も数多く手掛けており、その人間味豊かな作品が多くの人々に共感を呼び起こしています。
京都市出身の藤岡氏は、元々新聞社で働いた後、タンザニアに留学して看護師としても活躍しています。作家としても映画化、ドラマ化された作品を持ち、人々の心を打つストーリーを数多く描いています。彼女はまた、当財団主催の「いのちのセミナー」で講演を行う予定です。
コンクール概要
本コンクールは、2025年度も多くの応募を期待しており、詳細な情報については6月上旬に財団の公式ホームページで発表する予定です。若い世代が自由に自分の思いを表現できる機会として、皆さんの積極的な参加をお待ちしております。
選考委員の個性豊かな視点が、応募作品をどのように審査するのか、今から楽しみです。子どもたちが「いのち」をどう捉え、表現するのか、その声に耳を傾けることができるまたとないチャンスです。特に、教育への熱意と豊かな経験を持つこの3名の委員が、どのような基準で選考を進めるのか、多くの注目を集めそうです。
若い作家を目指す方や、表現の場を探している学生たちにとって、今回のコンクールは一つの大きなステップとなることでしょう。自らの思いを作文として結実させ、選考委員たちの前でその声を届けることができる機会をぜひ活かしてください。