幼稚園初のデフスポーツ体験会、園児たちが理解を広げる!

初のデフスポーツ体験会開催

2025年10月9日、東京中央区に位置する中央区立久松幼稚園で、デフスポーツ体験会が実施され、園児たちが聴覚障がいやデフスポーツの世界に初めて触れる貴重な機会となりました。この体験会は、ケイアイスター不動産株式会社のケイアイチャレンジドアスリートチームが主催し、近づく東京デフリンピックへの関心を高めることを目的としています。

アスリートたちが講師に

体験会には、ケイアイチャレンジドアスリートチームの選手や監督が講師として参加しました。具体的には、川畑菜奈選手、岩渕亜依選手、東海林香那選手、そして山本典城監督が名を連ね、デフスポーツの魅力を直接園児たちに伝えました。園児たちは、5歳児クラスの40名という大人数で参加し、多様なアクティビティを通じてデフスポーツを学びました。

ゲームを通じた理解

キーワードとなるテーマは「言葉がなくても、伝えることはできる」です。アスリートたちが身振り手振りを使ってジェスチャークイズを出題し、園児たちがそれに挑戦しました。参加した彼らは自らクイズを出す役にも回り、思わず笑い声が上がるなど、和やかな雰囲気が漂いました。また、色ドリブルのアクティビティを通じて、園児たちは手話による色の表現を覚え、楽しく学びながら集中力を高めることができました。

障がい理解の促進

東京2025デフリンピックを目前に控え、デフスポーツや聴覚障がい者への理解はますます重要性が増しています。特に幼児期に障がいや多様性に触れることは、将来の共生社会の基礎を築く要素であると考えられます。この体験会を通じて、ケイアイスター不動産にとっても初めての幼稚園での取り組みであり、今後も年齢に応じたプログラムのさらなる開発と展開に努める意向です。

未来に向けた取り組み

ケイアイスター不動産的には、このイベントの成功を受け、さらに多くの体験会やイベントを通じてデフ・パラスポーツの普及活動を継続していく予定です。地域の教育機関や市民との連携を強化し、スポーツを通じて誰もが輝ける社会の実現に貢献する目標を掲げています。

ケイアイチャレンジドアスリートチームについて

このパラアスリートチームは、2019年に発足され、「日本一挑戦するアスリートチーム」という理念を持ち、障がいを乗り越えながらさらなる高みを目指しています。現在、9名の選手が在籍し、デフフットサルやデフサッカーなど、さまざまな競技で活躍しています。彼らはトップアスリートとしてトレーニングを重ねるだけでなく、社内研修や商品開発に携わり、地域との連携を通じた体験会を開催するなど積極的に障がいへの理解促進に貢献しています。