韓国籍エンジニアのためのキャリア支援
株式会社アイエスエフネットが、2025年10月24日に韓国籍社員を対象とした帰社会を開催しました。これは、韓国籍のエンジニアがキャリアや待遇をさらに向上させるための出発点として位置付けられています。このイベントでは、韓国籍社員を含めたエンジニアたちが公平かつ迅速に成長戦略や人事、評価制度についての情報を得ることができました。
アイエスエフネットにおける韓国籍社員の位置づけ
同社には現在、約100名の韓国籍社員が在籍しており、彼らは学習意欲が特に高いことから強みとされています。具体的には、初級資格の平均取得数は3.2個で、全体の平均である2.6個を上回っています。このような学習意欲を評価し、各社員の成長と実力を基にした待遇向上を実現するために、アイエスエフネットでは体系的な環境づくりを行います。
評価制度の透明性と改善への取り組み
アイエスエフネットでは、国籍や性別にかかわらず、社員の実力と顧客からの評価を重視する評価制度を導入しています。具体的には、お客様から高い評価を得ることで、通常の基準とは異なる評価を受けられる仕組みです。これにより、社員の人間力や社会人力を含む真の貢献が公平に評価されることが目指されています。
特にエンジニア初期段階では、以下の3つの要素が重視されています。
1. 成長意欲
2. お客様評価
3. 創意工夫
これらの要素を基にキャリアを形成することで、個々の社員が持つ能力を最大限に発揮することが期待されています。
環境整備とキャリアパス
アイエスエフネットは、韓国籍エンジニアが活躍できる環境を整えるために多くの施策を行なっています。特に、明確なキャリアパスの設計が特徴的です。運用から始まり、運用構築や設計へとステップを踏める構造が組まれています。このシステムにより、経験の無い方でも着実に成長する道が開かれています。
また、社内でのリーダーシップ育成を積極的に行い、若手幹部候補(YEC)や外国籍メンター制度を通じて、韓国籍社員の未来のリーダーとしての育成も目指されています。これにより、社員それぞれが自信を持ち、より大きな役割を担うことが可能となります。
実際の成功事例
具体的な成功事例として、Aさんは2019年に入社後、技術職からYEC制度に参画し、ブランチ支店の副支店長に昇格しました。彼は技術力とマネジメントスキルを両立させ、多様なキャリアを築いています。また、Bさんは2022年に入社後、積極的に資格を取得し、外部メンターによる支援を受けることで社長賞を受賞。現在はAWSクラウド環境の運用保守を担当しています。
今後の展望
アイエスエフネットは、韓国籍エンジニアだけでなく全社員のキャリアパスの多様化を進め、全社一丸となって成長と協力を追求していく方針です。評価が公平な環境を整えることで、全社員が日本で高い待遇と充実したキャリアを築ける企業を目指しております。
「帰社会」とは
このイベントは、アイエスエフネットグループが定期的に開催する社内交流イベントであり、社員同士の一体感を深めるとともに、経営への現場の声を反映する場です。各拠点から社員が集まり、理念や方向性を共有する重要な機会となっています。
今後も取り組みの強化が期待されるアイエスエフネットの動向から目が離せません。