データ活用を加速する新機能、COMETAの対話型AIアシスト機能とは？

クラウドデータカタログ「COMETA」に新機能登場

株式会社primeNumberが提供するクラウドデータカタログ「COMETA」が、データの探索や利用を簡素化する新機能「対話型AIアシスト機能」のベータ版を2025年5月1日に開始しました。この革新的な機能は、専門的な知識がなくても簡単にデータを見つけ、SQLを生成できることを目的としています。

データカタログの現状と課題

近年、企業が扱うデータの量は飛躍的に増加しています。多くの組織では、データの把握とその活用が重要な課題となっています。このような状況下で、メタデータを管理するデータカタログの重要性は高まる一方、その運用には多くの手間がかかっていました。従来のデータカタログは、ユーザーが手動でメタデータを更新したり、SQLを自分で書かなければならないため、利用しづらく感じる方も多かったのです。

そこで、primeNumberはAI技術を活用して、非エンジニアでも利用しやすい環境を提供すべく「COMETA AI」を開発。その第一弾として、メタデータを自動生成する機能をリリースしました。さらなる進化として、今回の「対話型AIアシスト機能」が登場しました。

新機能「対話型AIアシスト機能」の特長

この新機能には、以下のような特長があります。

アセット探索

自然言語で「売上データはどこにありますか？」などと入力すると、AIが即座に関連するデータアセットを提示します。これにより、専門知識がなくても直感的にデータを見つけることができます。データ探索は今までにないほどスムーズになります。

SQL生成

「先月の売上トップ10を教えて」「地域別の顧客数を集計して」といったリクエストを自然言語で入力すると、AIが必要なSQL文を生成します。これにより、データベースの知識が乏しいユーザーでも、簡単にデータを抽出できるようになります。

これらの機能によって、データカタログを利用する際のハードルが低くなり、データに基づいた意思決定が手軽になります。今後はAIとの対話履歴表示や、実際のデータ可視化機能が追加される予定です。ずっと待ち望んでいた、データの利活用の新たなステージに突入します。

COMETAとは

「COMETA」は、企業内のデータを一元管理し、その利活用を促進するクラウドデータカタログです。データマネジメントを高度化し、組織全体でのデータ活用を推進します。このような背景からCOMETAは、多くの企業がデータを価値ある資源としてフル活用できるようサポートしているのです。

企業概要

株式会社primeNumberは、2015年に設立され、データをビジネスの力に変えることを目指す企業です。同社は、データ活用の不自由さを解消し、人とAIが共存する時代を実現するために様々なサービスを提供しています。オフィスは東京都品川区にあり、クラウドETL「TROCCO」やデータテクノロジーに関するプロフェッショナルサービスも行っています。