伊予銀行とSustech、ネッツトヨタ愛媛の脱炭素化を支援
愛媛県を拠点とする伊予銀行と、東京都に本社を置くSustechは、ネッツトヨタ愛媛の基幹店である「だんだんPARK」店の温室効果ガス排出量の実質ゼロ化を支援しました。この取り組みは、地域における脱炭素化に向けた両社の協業の第一号案件となります。
四国初!カーボンクレジットを活用した実質ゼロ排出
「だんだんPARK」店は、2023年1月12日の開店から1年間の温室効果ガス排出量(Scope1およびScope2)を、伊予森林組合が創出したカーボンクレジットを活用して全量オフセットしました。この取り組みは、四国の自動車ディーラーとしては初の試みであり、カーボンクレジットによる温室効果ガス排出量の実質ゼロ化を実現しています。排出量は207トンにのぼります。
伊予銀行とSustechの地域脱炭素化への取り組み
伊予銀行とSustechは、Sustechが開発・運営する脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」などを活用し、愛媛県内の企業や自治体と連携して地域脱炭素化を推進しています。GHG排出量の算定支援、再生可能エネルギーや省エネルギー設備の導入検討、PPA(電力購入契約)による再生可能エネルギー供給、環境価値の活用など、包括的な支援を提供しています。ネッツトヨタ愛媛は、早期から「CARBONIX」を活用してGHG排出量の算定に取り組んでおり、今回の実質ゼロ排出達成はその成果と言えます。
ネッツトヨタ愛媛の環境への取り組み
1968年設立のネッツトヨタ愛媛は、安全・安心な車の提供をモットーに、環境保全にも積極的に取り組んでいます。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の販売促進、燃費向上アドバイス、環境に配慮した水性塗料の使用など、CO2削減に向けた様々な取り組みを実施しています。
各社の概要
伊予銀行: 1878年創業の地方銀行。地方銀行No.1の広域ネットワークを有し、「Digital-Human-Digitalモデル」を推進することで、地域社会の課題解決に取り組んでいます。
Sustech: 2021年創業の企業。分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」や脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」など、カーボンニュートラル化に向けたソリューションを提供しています。
ネッツトヨタ愛媛: トヨタグループの自動車販売会社。愛媛県内で複数の店舗を展開し、環境に配慮した事業運営を行っています。「だんだんPARK」は同社の基幹店です。
今後の展望
伊予銀行とSustechは、今後もそれぞれの強みを活かし、地域社会と企業の脱炭素化を支援していくとしています。今回の「だんだんPARK」店での成功事例は、他の企業の脱炭素化を促進する上で大きな役割を果たすと期待されます。愛媛県における脱炭素化の取り組みは、今後も注目を集めるでしょう。