協栄産業、川崎市と共に積算チェックツールの実証実験
協栄産業株式会社が、神奈川県川崎市と連携して「公共建築工事における積算チェックツールの実証実験」を開始しました。この実証実験は、2024年5月22日に川崎市が公募を行った事業者募集に応じた結果、同社の提案が採択されたことに基づいています。今後、川崎市と共に約1年間にわたり、試行導入と実証実験を進める予定です。
目的と背景
この取り組みには、公共建築工事に伴う工事内訳書の膨大な確認作業が関係しています。一般的に、内訳書は数千項目以上に及ぶことが多く、全ての項目が設計図面に従っていることを確認するには専門知識と多くの時間が求められます。確認作業にミスが生じると、積算疑義が生じ、工事入札が中止されるリスクがあります。これは緊急時の市民サービスに悪影響を及ぼしかねません。このため、川崎市はICT技術を活用して業務の効率化を図り、民間事業者との協力によってチェックツールを導入することを目指しました。
実証実験の概要
実証実験は、他の自治体で開発された営繕積算チェックシステムを基にしており、川崎市の特性に合わせて改良されたシステムを用いて実施されます。川崎市が保有する積算データを活用し、その効果を検証することが主な目的です。
今後のスケジュール
実証実験の具体的なスケジュールは以下の通りです:
- - 令和6年9月~: 試行導入・実証実験が開始
- - 令和7年3月: 中間報告書の提出予定
- - 令和7年7月: 最終報告書を提出予定
会社概要
協栄産業株式会社は、1947年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。主な事業内容は、半導体や電子デバイスの販売、情報通信機器、環境対応製品、3Dプリンターの取り扱いなど多岐にわたります。また、ソフトウェアやシステムソリューションの設計・開発も行っています。企業の価値向上や地域の課題解決に向けた様々な取り組みを行う中で、今回の川崎市との連携もその一環です。
お問い合せ先
今回の実証実験に関する詳細な情報は、協栄産業のビジネスイノベーション室に直接お問い合わせいただけます。連絡先は以下の通りです:
- - 住所: 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-6 品川シーサイドキャナルタワー
- - 担当者: 正木
- - 電話: 03-4241-8848
- - E-Mail: [email protected]
協栄産業は今後も地域に根ざした活動を進め、地方自治体の課題解決に向けた様々なソリューションを提供していく予定です。