アラン・デュカスと七賢が贈る美酒美食
1750年に設立された山梨銘醸・七賢とフレンチの巨匠アラン・デュカスが再び手を組み、2025年11月27日より「世界を巡る美酒美食」の旅を開始します。これは世界の5都市で、日本酒とフランス料理のペアリング・ディナー及びマスタークラスを展開する特別なイベントです。コラボレーションの始まりは数年前に遡り、両者はこれまで日本とフランスのガストロノミーを融合させた数々の成果を残してきました。
パリから始まる世界ツアー
この美味なる旅は、パリの「デュカス バカラ」からスタートします。その後、ニューヨーク、マイアミ、東京、マカオと続き、各都市においてデュカスのレストランのシェフたちが、それぞれの文化に寄り添った日本酒とフランス料理の新たなペアリングを提供します。アラン・デュカス氏は、「日本酒の未来を世界と共有する」という理念のもと、特別なディナーと教育的なマスタークラスを通じて、日本酒の魅力を広めていきたいと考えています。
日仏が融合したガストロノミー
山梨銘醸・七賢は、フレンチ界の巨匠アラン・デュカスとの協業を通じて、和の伝統と洋の美食の両方を尊重しながら新たな価値を創造してきました。2021年には「アラン・デュカス スパークリングサケ」を、2023年には「アラン・デュカス サステナブル・スピリッツ」を共同開発しました。どちらも高い評価を受けており、日本酒とのペアリングによって新たな表現が可能であることを証明しています。
世界中での日本酒の価値を伝える
北原対馬社長は、「日本酒は日本食との相性が良いだけでなく、ワイン同様にさまざまな料理と調和する可能性を秘めている」と語ります。このワールドツアーを通じて、日本酒の価値を国際的に広めていく計画が着実に進行中です。
各都市での特別なイベント
日本での主要イベントは、2025年12月7日に「エステール by アラン・デュカス」で開催されるペアリング・ディナーです。日本酒と特別コースメニューのハーモニーを体験する一夜限りのイベントです。また、12月8日には日本酒をテーマにしたマスタークラスも開催され、料理関係者や学生に向けた貴重な教育の場となります。
このツアーでは、七賢の日本酒のラインアップが各都市の料理と見事に組み合わされます。スパークリング日本酒から純米大吟醸まで、各国の風土を大切にした日本酒が続々と登場します。
伝統工芸とのコラボレーション
そして、特別なメニューカバーには山梨県の伝統工芸「甲州印伝」が採用され、両文化が調和している様子を表現しています。印傳屋によるこの特別デザインは、美しい波紋文様が施されたもので、七賢のスパークリングサケを引き立てています。
この旅は単なる美食体験にとどまらず、文化交流にも発展する重要な役割を果たすことでしょう。各都市での特別イベントの詳細は、山梨銘醸及びアラン・デュカスの公式サイトで随時更新されます。多くの方々にとって、飲食文化を超えた深い体験を楽しむ絶好のチャンスです。