諏訪敦と山田五郎が語る絵画の未来―WHAT MUSEUMの特別トークイベント

イベント概要: 諏訪敦と山田五郎の特別トーク

2025年10月13日（祝・月）、東京都品川区に位置する「WHAT MUSEUM」にて、画家・諏訪敦と評論家・山田五郎が参加するトークイベントが行われます。このイベントは「『汀にて』が問いかけるもの〜流れていくモノとしての絵画〜」というテーマのもと、現在開催中の展覧会「諏訪敦｜きみはうつくしい」に関連したプログラムになります。

諏訪敦の展覧会について

諏訪敦の最新の個展「きみはうつくしい」は、約3年ぶりとなる大規模な展示で、80点以上の作品が並び、その中には新作の静物画や肖像画が含まれています。この展覧会では、諏訪がどのようにしてさまざまな研究分野を作品に取り入れ、不可視な存在を描くリサーチプロジェクト型の絵画制作を行ってきたかが紹介されています。

トークイベントの内容

トークイベントでは、最新作「汀にて」を通じて、絵画の魅力やその意味を深掘りします。倫理学や生命の問いに対して向き合う諏訪の視点とともに、山田五郎がどのようにその作品を読み解くのかが見どころとなります。山田は、自己の体験を交えて美術の価値を新たに発見する機会を提供してくれます。

コロナ禍の影響や母の介護を経て、諏訪は人間を描く感情を再構築してきました。その作品は、古い骨格標本を用いた人体の逆再生ともいえるプロセスを込められており、視聴者に人生の定義や存続の意味について考えさせる作品になっています。

絵画の蒐集の未来

山田五郎と諏訪敦には共通点があります。それは、彼らが「蒐集家」としての側面を持っていることです。人々が生涯を通じて集めてきたものが、超少子高齢化が進む中でどこへ向かうのか、またどのように後世に受け継がれていくのかという問いが、彼らの会話の中で掘り下げられます。

参加申し込みと詳細情報

このトークイベントは参加費無料ですが、入場には別途料金が必要です。定員は40名で、事前申し込み制・先着順です。会場はWHAT MUSEUM（東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号）で、公式サイトから申し込みが可能です。

公式サイト： WHAT MUSEUM

このイベントは、芸術とその受け継がれ方を考える貴重な機会です。興味のある方はお早めにご応募ください。