川崎市で行われた夜間の総合排水訓練が実施されました

川崎市で夜間総合排水訓練が行われました

川崎市上下水道局は、令和元年の東日本台風による浸水被害を教訓に、排水システムの強化を目指して様々な対策を講じています。その一環として、4月25日夜に宮内排水樋管において初の総合排水訓練を実施しました。今訓練は、これまでの個別の訓練を統合したもので、参加者が円滑に連携し、迅速に対応できる体制を整えることを目的としています。

訓練の背景と目的

昨今の異常気象により、大雨や台風による水害が頻発しています。特に、令和元年の東日本台風以降、川崎市ではより効果的な排水対策が求められてきました。新たに導入した電動樋管ゲートや排水ポンプ車を活用し、浸水リスクを最小限にするための訓練が必要です。そこで、夜間の訓練を実施することとなりました。

訓練内容

今回の訓練は、午後9時30分から午後11時にかけて行われ、67名の参加者が各ルールに沿った動きを確認しました。訓練の内容は以下の通りです。
1. 参集訓練
2. 現地パトロール訓練
3. 連絡記録の作成と情報共有
4. メールニュース配信訓練
5. 排水ポンプ車の配置訓練
6. 排水ポンプの設置訓練
7. 排水ホースの敷設訓練
8. 排水ポンプの運転と撤収訓練

これらの訓練を通じて、臨機応変に対応できる力を養うとともに、訓練の流れをスムーズに進める方法を模索しました。

今後の展望

訓練の結果、各活動の確認が問題なく行えたことが分かりましたが、これはあくまで第一歩です。今後も市民が安心して暮らせる環境を整えるため、訓練や活動の改善に取り組む姿勢を持ち続けることが重要です。次回の訓練は、5月9日及び5月23日に予定しており、さらなる対応力の強化を図ることになります。特に、自然災害に対しては常に備えを怠らず、地域の安全を確保するための努力を続けていく方針です。