急成長するリユース経済の裏にある消費者の意識変化とは

リユース経済の変革

近年、リユース・買取市場において「所有」から「循環」という価値観の変化が急速に見られます。この傾向は、多くの消費者が“捨てる前提”から、リユースや買取の選択肢に目を向け始めたことによるものです。特に、madoguchi株式会社が展開するサービスは、この流れを後押ししています。

増加する買取依頼件数

madoguchi株式会社が運営する「ブランド査定の窓口」では、2025年の初頭に月間約4,000件、前年比135％の成長を記録しています。また、「不用品回収の窓口」でも月間依頼数が7,500件を超え、これはコロナ禍における “断捨離” の習慣が消費者の生活に根付いた証といえるでしょう。断捨離は、物を手放すことに対して前向きな価値観を持つようになったことを示しています。

買取と回収の境界線が曖昧に

以前は、買取対象外の商品がゴミとして処分されることが一般的でしたが、今や多くの消費者が「どこに依頼すれば価値がつくのか」を複数のチャネルで比較するようになっています。madoguchiのメディアは、消費者が一度の入力で複数業者と繋がるための“比較の起点”となるプラットフォームを提供しています。これにより、消費者はニーズに合った選択肢を楽に見つけられるようになっています。

消費者の選択力が高まる

madoguchiが運営するメディアは単なる業者マッチングサイトではありません。各業者の口コミや対応範囲、価格帯を明示することで、消費者が自分に最適な業者を選べるような工夫がされています。最近のデータによると、消費者の94％は「最初の見積もりと異なる業者に依頼した」と回答しており、選択の自由が確保されつつあることが伺えます。

これからの展望: アプリ「オヨビー」の登場

2025年には、madoguchi初のアプリ「オヨビー」がリリースされました。このアプリは、買取や回収、修理、清掃などのサービスを網羅し、ワンタップで近隣業者を呼び出せる便利な機能を持っています。これにより、従来の「比較してから依頼」というプロセスが「今すぐ呼べる」という新しい体験に変化しつつあります。

生活のインフラとしての役割

madoguchiは、生活の中で「不」を解決するインフラとして、業界全体のDX（デジタルトランスフォーメーション）とリユース文化の定着を進めていく方針です。消費者がライフスタイルに合った選択を行えるように、さらなるサービスの充実を図っていきます。

会社概要

madoguchi株式会社は、東京都港区に本社を構える企業で、不用品回収や遺品整理など、生活領域に特化したマッチングサイトを運営しています。2016年の設立以来、急成長を遂げ、2025年には「ベストベンチャー100」にも選出されるなど、業界内での地位を確立しています。今後も、より良い社会を目指して、全社一丸となって取り組んでいく所存です。

各サービスの公式サイトは以下の通りです：