『装甲騎兵ボトムズ』パッケージアート集の魅力
アニメファンやプラモデル愛好者にとって待望の一冊が、2024年11月29日に発売される。本書は、サンライズが制作したアニメ『装甲騎兵ボトムズ』のプラモデル箱絵に特化した画集である。これまでのアニメ放映時から現在までのキットを網羅し、特に箱絵の美しさを堪能できる作品集となっている。
多彩な掲載イラスト
本書には、旧タカラ、やまと、ウェーブ、バンダイ、マックスファクトリーなど名だたるメーカーから発売されたプラモデルの箱絵が100点以上収められている。これだけの数のイラストが一つのプレミアムな書籍に集約されることは珍しく、ファンにとって貴重な資料になることだろう。
特に注目すべきは、歴代の名イラストレーターによる作品だ。白鳥六郎氏、尾上正則氏、上田信氏といった、プラモデル業界で名を馳せたアーティストの作品が充実している。それぞれが異なるテイストで描き上げた美しいアートが楽しめるのは、本書ならではの特徴だ。
レアな作品も多数収録
また、タカラデュアルマガジンのために描きおろされたイラストや、商品化されることのなかったマックスファクトリーの幻のパッケージイラストなど、ファン垂涎のレア作品も多数収められている。これらは一般に公開されることが少ないため、入手困難な貴重なコンテンツと言える。
充実のコラムと巻末ページ
本書はイラストだけでなく、充実したコラムも特徴の一つ。タカラの販売チラシや、アニメ放映当時にカバヤ食品から販売されていた「ボトムズガム」についての情報も紹介されている。これにより、作品の背景や製品の歴史についても学べるのが嬉しいポイントだ。
巻末には、収録されたイラストのキットパッケージを一目で確認できる一覧も用意されており、見応え抜群。確認したい作品をすぐに見つけられるため、資料としても非常に便利だ。
商品情報
本書の監修を手がけたのは、プラモデルやアニメ関連の深い知見を持つ五十嵐浩司氏。定価は4,950円(税込)で、ISBNコードは978-4-7780-3639-3。小学館から発行されたこの画集は、アニメのファンだけでなく、プラモデルの収集家やイラスト愛好者にも喜ばれる内容が詰まっているのだ。
ぜひ、手にとってその魅力を堪能してほしい。
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