結婚式参列経験から見える結婚式に対する意識
株式会社ベルコが実施した最新のアンケート調査では、結婚式参列経験が結婚式の挙式意向に与える影響を探りました。調査対象は、全国の20歳以上49歳以下の4,338名で、過去五年以内に結婚式を挙げたかどうかでグループ分けされました。
調査の概要
調査は2024年6月24日から7月7日の期間にインターネットを通じて行われ、既婚者2,170名、未婚者2,168名からの回答が得られました。特に注目したのは、既婚者の中で結婚式を挙げた方と挙げなかった方の参列経験についての比較です。これにより、結婚式への意識がどのように変わるのかを分析しました。
結婚式参列経験の全体的な傾向
全体の77.0%の人が過去に結婚式に参列した経験があることが分かりました。これは、年代別に見ると30代や40代では80%前後に達する一方、20代では60%台にとどまっており、年代ごとの意識の違いが浮き彫りになりました。また、特に女性の参列経験率が男性よりも高いことも特徴的です。
結婚式希望の有無との関連性
結婚式を挙げた既婚者の参列経験は87.3%に対して、結婚式を挙げなかった既婚者は75.0%で、かなりの差が見られました。この結果は、未婚者の間でも同様で、特にパートナーがいる未婚者の結婚式参列経験が79.0%に達するなど、結婚への意識が高いことが分かります。これから結婚を考えている人たちにとって、過去の参列経験がどのように影響しているのかを考えるきっかけともなります。
結婚式参列による感想
結婚式に参加した人たちから得られた感想についても注目しました。「二人のドレス姿が印象的だった」というコメントが44.1%と高く、次いで「結婚式への思いや参列者への思いを感じた」が38.8%でした。特に20代の参加者からこれらの感想が多く寄せられています。年齢や性別によって結婚式に対する印象が異なることも興味深い点です。
結婚式の実施・希望の有無との相関
結婚式の実施や希望に対する意識も、参列経験が影響を与えることが分かりました。結婚式を希望する人たちは、参列経験から得られた感想が中立または良い印象に大きく偏り、未実施の人たちでは逆にマイナスな感想が増える傾向がありました。これは、結婚式に対する意識が実際の経験に起因していることを示しています。
結論
この調査結果は、結婚を考えているカップルにとって、過去の参列経験が将来の結婚式にどのように影響を与えるのかを考える上で非常に有益だと言えるでしょう。株式会社ベルコとしては、今回の調査を通じて得た情報が、これから結婚式を挙げる方々の参考になればと願っております。