中小企業の実態
2024-12-12 11:24:52

物価高と賃上げ、2024年中小企業経営者の現実

中小企業経営者の現状:物価高と賃金改定



エヌエヌ生命保険株式会社は、全国の中小企業経営者を対象にした調査を行い、現在の経営環境や影響を詳細に把握しました。この調査は、2024年9月下旬に7,222名の経営者を対象に実施されました。

調査結果の概要



調査の結果、物価高の影響を感じている経営者は75.7%に上り、そのうちの75.1%が収益状況が悪化したと回答しました。特に飲食業界では83.8%の経営者が収益の悪化を訴えており、緊急の対策が求められています。

最低賃金の改定については、56.2%の経営者が「すでに新最低賃金を上回っているため変更しない」と答えています。業種によっては賃上げを行わない姿勢が顕著で、不動産業では67.4%がそのように回答しています。

経営者が抱える不安



多くの中小企業経営者が抱える不安は「売上の減少」で、34.2%がこれを挙げました。出版・印刷関連産業では49.2%が売上減少を懸念しており、業界による影響の差が明らかです。また、人材の確保や自身の健康への不安も多くの経営者の課題となっています。

経済不安への備え



経済状況の不安定さから、個人としては47.7%が「円預金」を選んでおり、企業側では60.1%が特に投資活動を行っていないと回答しています。このことから、中小企業は依然として経済情勢に対し慎重な姿勢を維持していることがわかります。

さらに、経営者の34.2%は病気や事故による事業継続のために生命保険に加入しており、特に死亡保険への加入が88.7%と圧倒的な割合を占めています。

物価高の影響を受ける業種



物価高による影響を見ていくと、飲食業界の90.3%が影響を感じており、原材料費や光熱費の増加が収益を圧迫しています。一般的に、中小企業は物価上昇外と闘いながら、厳しい経営環境に直面しています。

この調査からも明らかなように、日本の中小企業は、物価高や賃金改定、さらには市場の不安定さに直面しながら日々の経営を続けています。今後の経済動向が彼らの立場にどのように影響を与えるのか、注視が必要です。


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会社情報

会社名
エヌエヌ生命保険株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12  渋谷スクランブルスクエア44F
電話番号
03-6892-1986

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