東洋経済新報社、新総編集長に山田俊浩氏就任
株式会社東洋経済新報社(所在地:東京都中央区)は、2025年3月に山田俊浩氏が総編集長に就任することを発表しました。この人事は、同社が創立130周年を迎える年に行われ、新たな展開を見越した重要なステップと位置付けられています。
山田俊浩氏の経歴
山田俊浩氏は、早稲田大学の政治経済学部を卒業後、1993年に東洋経済新報社に入社しました。彼のキャリアは編集部門において多岐にわたります。1995年からは第一編集局企業情報部に配属され、『週刊東洋経済』や『金融ビジネス』の編集部を歴任。また、名古屋支社の勤務を経て、2013年にはニュース編集長、2014年7月からは「東洋経済オンライン」の編集長として活躍しました。そして2019年1月より編集局次長として『週刊東洋経済』の編集長をも務め、2020年からは四季報センター長、現在の編集局次長としての役割を果たしてきました。
総編集長ポストの新設
今回、山田氏が新たに就任する総編集長のポジションは、これまでにない画期的な役割であり、同社の持つメディア資産を最大限に活用する狙いがあります。特に『週刊東洋経済』と「東洋経済オンライン」を一元的に統括することで、両ブランドのシナジーを生み出し、より幅広い情報提供を目指します。
東洋経済ブランドのミッション
東洋経済新報社は、発足当初から「健全なる経済社会を先導する」という理念を掲げています。創立130年を迎える今、デジタル時代においてもこの使命を堅持し、ビジネスや投資だけでなく、教育やエンターテインメントといった分野にも視野を広げていく準備を進めています。この理念を実現するためには、メディアのあり方を常に見直し、進化させる必要があります。
120年の歴史を誇る『週刊東洋経済』
日本の週刊誌として最も古い歴史を持ち、創刊理念に基づいて客観的かつ信頼度の高い情報を発信し続ける『週刊東洋経済』。多くのビジネスパーソンや経営者から支持を受け、その公正な報道姿勢は評価されています。その成果として、多くの読者に新たな視点を提供し続ける機会を得ています。
デジタルメディアとしての進化「東洋経済オンライン」
2003年にサービスを開始した「東洋経済オンライン」は、2012年に全面リニューアルを行い、現在の形になりました。独自な企業・経済記事や、正確な企業データを元にしたランキング、様々なジャンルのコラムニストによる記事を多数掲載し、ビジネス情報サイトとしての地位を確立しています。今後も幅広い読者にとって魅力的なメディアとなることが期待されています。
今後の展望と挑戦
山田俊浩氏が新たに総編集長として就任することで、今後の東洋経済新報社は、これまで培った情報の信頼性を基盤に、更なるファン層の拡大を図ることが期待されます。また、デジタルメディアの進化に伴って、より多面的な情報提供と価値創造の実現に向けた取り組みが加速することでしょう。新たな時代に向けた彼のビジョンに注目が集まっています。