戦後80年を知るための特別講演会が北九州にて開催
2025年11月、北九州市では特別講演会が実施されます。題して「戦後80年 地図から知る、北九州の記憶」。このイベントは、北九州市平和のまちミュージアムやゼンリンミュージアム、朝日新聞社との協力のもと、戦後80年を記念する企画として展開されます。同じ地域での歴史的な出来事を理解するための絶好の機会です。
イベント詳細
3つの主要な要素から成るこのイベントは、講演会と展示を含みます。まず、講演会は2025年11月22日(土)の午後に開催され、定員は50名。参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。申し込みの詳細は、11月初旬にオープン予定の特設ウェブサイトで確認できます。
講演会内容
講演会は2部構成となっています。まず第1部では、「北九州と戦争の記憶をたどる」というテーマで、地元の学芸員が地域の戦争にまつわる歴史を詳しく解説します。その後、第2部では「地図から読み解く戦争の記憶~小倉・八幡~」に焦点を当て、明治から昭和の地図を基に、戦争の影響を受けた地域の記憶を探ります。
展示会概要
並行して、11月17日から24日まで、北九州市での過去の企画展の展示も行われます。これは2025年度の講演会と連動しており、6月から7月に旧門司税関で行われた「昭和100年~映像と地図で振り返る北九州市の戦前・戦中・戦後」という展示の一部を再現するものです。ゼンリンミュージアムと朝日新聞社が共同で作成した資料に加え、平和のまちミュージアムのパネル資料も展示され、新たな視点で戦争の歴史を振り返る機会となります。展示は無料で、時間は午後10時から20時までです。
Qの森とは?
講演会と展示は、「リバーウォーク北九州」の中にある「Qの森」にて行われます。ここは、企業が共同で運営する商業施設の一部であり、地域の教育を支えるための活動が展開されています。書店や大学、企業と連携して「まなびの活動」を推進し、地域の人々が集まり交流できる場所として機能しています。親子で安心して過ごせる空間が提供されており、地域の人々が知識を深める場に進化しています。
丸善雄松堂の長い歴史
このイベントの運営を行うのは、丸善雄松堂株式会社です。200年以上にわたり、教育と文化の発展に貢献してきた会社であり、今後も地域社会に新たな「まなびのつながり」を育て続けていく意向です。イベントを通じて、地域の教育や文化の重要性を再確認することができるでしょう。
戦後80年を迎えるこの特別な年に、北九州の歴史を振り返り、次世代に知識を受け継ぐ貴重な機会をお見逃しなく。