Queue-it東京始動
2022-10-26 10:00:01

Queue-itが東京データセンター稼働開始、アジア太平洋地域のサービス向上を目指す

オンラインサービスを提供するQueue-itが、東京・AWSデータセンターでの稼働を開始しました。この新しいデータセンターの開設により、日本では96%、香港では78%のレイテンシ短縮が見込まれています。これにより、アジア太平洋(APAC)地域でも、北米やヨーロッパと同じ水準で仮想待合室ソリューションを提供できるようになるのです。

Queue-itは2019年にオーストラリアのシドニーに支社を設立して以来、APAC地域での利用が急激に増加しています。日本国内でも、トイザらスのブラックフライデーセール、ASワトソンのキャンペーン、キャセイパシフィック航空の特別販売、さらには東京都のワクチン接種登録といった様々な場面でその技術が活用されています。

モスフードサービスのデジタル化推進部である森永龍文氏は、Queue-itを活用したサマーラッキーバッグ販売の実績について語り、「国外のサービスが導入されるケースが増えている中で、時差やサービスに対する考え方の違いからビジネスが難しいベンダーもいるが、Queue-itからは非常に高いパフォーマンスを提供してもらっている」と評価を寄せています。これにより、企業は競争力を保ちながら、顧客へのサービス向上を図ることができるようになるのです。

Queue-itのCEO、ニールス・ヘンリック・ソーデマン氏は、「私たちの仮想待合室を使っていただけるお客様が増えていることに非常に嬉しく思っています。東京データセンターの利用開始により、世界最大のインターネットユーザーを擁するAPAC地域の企業や組織への支援を強化し、より快適で公平なオンライン体験を実現していく」と展望を述べています。さらに、CTOのピーター・ヤコブセン氏もこの動きについてコメントを寄せています。本プロジェクトは、非常に意義深いものであり、今後の展開が楽しみです。

Queue-itは、デンマークのコペンハーゲンに本社を置く企業で、仮想待合室の技術を提供しています。顧客が訪れるサイトでアクセスが集中した場合でも、スムーズな応対が可能になるよう、トラフィックを管理する仕組みを持っています。この技術は、数多くのトップ企業や公的機関に採用されており、Queue-itを通過したユーザー数は5億人以上に達しています。

さらに、公式サイト(https://queue-it.com/jp)からも、Queue-itの詳細やサービスについての情報を提供しています。これからのAPAC地域におけるQueue-itのさらなる活動に注目が集まる中、彼らの技術がどのように利用され、進展していくのか、今後の情報にも期待が寄せられています。

会社情報

会社名
Queue-it ApS
住所
Skelbækgade 4, 1. 1717 Copenhagen V Denmark
電話番号

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