アイエスエフネットが人材不足解消に向けた新プロジェクトを開始

アイエスエフネットが取り組む新たな挑戦

株式会社アイエスエフネット（本社：東京都港区）は、2030年までに最大79万人ものIT人材が不足するという深刻な業界の現状を受けて、2024年10月からリテンションセールスチームの試験運営を開始しました。このプロジェクトは、IT業界における人材不足を解決するための新たな試みであり、特に配慮が必要な社員がその能力を最大限発揮できる環境を提供することを目的としています。

リテンションセールスチームの役割

リテンションセールスチームは、さまざまな理由で十分に力を発揮できない社員に対し、拘束されない労働環境を整備し、彼らの強みを生かせる場を提供します。これは、障がい者手帳を持つ人や診断を受けているものの活躍の場が限られているメンバーに针对しています。これにより、個々の特性に基づいた公正な就労環境を作ろうとしています。

現状と背景

調査によれば、日本のIT業界では、特にインフラエンジニア需給におけるギャップが拡大しており、経済産業省のデータでは、2030年にかけて最大79万人の人材が不足する可能性があるとされています。このため、アイエスエフネットは多様な人材の活用を促進しようと努めてきました。特にダイバーシティとインクルージョンを組み合わせた「ダイバーイン雇用」を通じて、就業の難しさに直面する多様な背景の人々に対して安心できる職場を提供してきました。

新たな挑戦と目標

リテンションセールスチームは、年齢や国籍、障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して働ける未来を築くことをミッションとしています。目指すべきは、社員の能力開発だけでなく、顧客の理解促進や低レイヤー案件の発掘に重点を置き、2025年1月の本格運営に向けて動いていく方針です。また、これにより、従業員満足度（ES）や顧客満足度（CS）の向上、さらには企業としての社会的責任を果たすことを目指しています。

アイエスエフネットは、クラウド、サーバー、ネットワークセキュリティを中心に、全国及び海外に展開するITインフラ企業であり、約2000名のエンジニアが活躍しています。その中で、新たなリテンションセールスチームがどのように人材不足問題に対処し、多様な人材を活用していくのか、今後の動きが注目されます。