新たなアート体験を提案する東京ベイ潮見プリンスホテル
東京ベイ潮見プリンスホテルが2025年4月21日から、宿泊者向けに新しいアート体験を提供することが発表されました。この取り組みでは、ホテル内に点在するアート作品を多言語で紹介する音声ガイドが導入され、アート展示を巡る新たな楽しみ方を体験できるようになります。今回は、この魅力的な取り組みの詳細をご紹介します。
アートと物語のコラボレーション
この音声ガイドは、館内に展示されている8つの大型作品とその他のアート合計19作品を案内するもので、宿泊者は無料で利用できます。チェックインの際に渡されるチケットに記載されたアートの説明をもとに、宿泊者は自分のスマートフォンを使って自由にアートツアーを楽しむことができるのです。
宿泊者は、ホテルの部屋でリラックスしながらガイドを聴くこともできますし、館内を移動しながら聴くこともできるため、まるで特別なラジオ番組を聴いているかのような感覚でアートを楽しむことができます。さらにホテルの入り口には、アート作品が一目でわかるブースが設置され、訪れる人々がスムーズに作品を把握できるようになっているのもポイントです。
江戸時代をテーマにした宿泊体験
東京ベイ潮見プリンスホテルは「水辺の宿場町」として新たに誕生したホテルで、かつて江戸に存在した4つの宿場町にちなんでいます。江戸時代、日本橋を中心に整備された交通網は、京都から江戸に都が移ったことを背景に形成され、品川宿や新宿といった旅人の集まる拠点が生まれました。このホテルは新たな宿場町として東京と舞浜を結ぶ、5つめの架空の宿場町です。
かつて海だったこの場所は、喧騒から隔絶された静かな環境に位置し、アート作品には「EDO×TOKYO」のコンセプトが反映されています。潮見の歴史を映し出す作品が展示されており、それらが語る物語は、訪れる人々に新たな視点を提供してくれます。
文化財とアートの新しい楽しみ方
株式会社ONTHE TRIPは、観光のDX化を目指し、オーディオガイドを通して訪れる場所の歴史や物語を深く理解する仕組みを提案しています。音声ガイドは、映画や小説のように人々の心を動かす作品として制作されており、多言語対応も施されています。この取り組みによって、日本の文化財の魅力をもっと多くの人に伝えたいと考えています。
現在、提携先の施設や自治体を募集しており、ガイド制作費を負担を軽減する取り組みも行っています。オーディオガイドを通じて、訪れる人にはその場所の文化と魅力をより深く理解してもらえるよう、私たちは歩みを進めています。
誰でも体験可能な新しいアートの旅
東京ベイ潮見プリンスホテルでの新しいアート体験セッションは、一人ひとりがそれぞれのペースで楽しくアートを堪能できるものになっています。この施設を訪れることで、江戸から現在に至る文化の深みを感じながら、心に残る時間を過ごすことができるでしょう。
新たなアート体験を求める方々は、ぜひこの機会に東京ベイ潮見プリンスホテルを訪れてみてください。宿泊を通じて、アートを巡る旅に出かけてみてください。