ボルボの新しいフル電動ホイールローダー「L120 Electric」の登場
株式会社ボルボ・グループ・ジャパンは、2023年6月18日より開催されているCSPI-EXPOで、「L120 Electric」と呼ばれるフル電動ホイールローダーの発表を行いました。この新型のホイールローダーは、バッテリー駆動で、同クラスのディーゼル機と同等のパワーを兼ね備えていますが、環境性能が大幅に向上しているのが特徴です。特に、ゼロエミッションと静音性が求められる作業環境に最適な選択肢となっています。
特徴と性能
「L120 Electric」は、バケット容量が3.6m³と大きく、都市部のインフラ整備や製鉄所の作業、廃棄物処理、農林業、港湾施設など、幅広い現場での運用が可能です。また、最短1時間30分でフル充電を行い、1回の充電で最大約9時間の連続稼働ができます。
この機械は、ディーゼル機と比較してCO2の排出量が大幅に減少し、エンジンを持たないためメンテナンスコストも約30%もカット可能です。このように、運用コストを抑えつつ、生産性や収益性の向上を図ることができるのです。
環境性能の向上
日本の建設機械業界では、排出ガス規制の強化が進んでいます。その中で、ボルボは環境省の補助金を活用し、建設機械の電動化に向けた取り組みを加速しています。「L120 Electric」は、乗用車やトラックのEV開発で培った技術を応用し、お客様のニーズに応える製品として登場しました。
購入とレンタルの情報
「L120 Electric」は、日本における販売代理店である山﨑マシーナリー株式会社を通じて購入可能です。また、レンタルは西尾レントオール株式会社で順次開始される予定となっています。これにより、多くの現場で容易に取り入れることができるようになります。
まとめ
ボルボ建機は、190年以上の経験を基に、最新技術を駆使した高い競争力を維持しています。「L120 Electric」の登場により、環境に優しいトータルソリューションを提供し続けることを目指しています。この新型ホイールローダーは、今後、多くの作業現場でその力を発揮するでしょう。詳細な技術仕様や製品情報については、
公式サイトをご覧ください。