ラクスル株式会社に新たなリーダーシップが加わる
2025年3月1日、ラクスル株式会社のグループCIOとCDOに藤門千明氏が就任することが発表されました。藤門氏は、元LINEヤフー株式会社のCTO(最高技術責任者)および検索カンパニーCEOとしての豊富な経験を持ち、ラクスルの成長と技術的進化において大きな役割を果たすことが期待されています。
藤門千明氏の経歴
藤門氏は静岡県出身で、筑波大学大学院を卒業後、2005年にヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)に新卒で入社しました。最初はエンジニアとして、「Yahoo! JAPAN ID」や「Yahoo!ショッピング」、「ヤフオク!」の決済システムを構築し、その後、テクニカルディレクターとして決済金融部門の責任を担いました。2015年にはヤフーのCTOに昇進し、さらなるキャリアアップを経て、2023年にはLINEヤフーの検索カンパニーCEOを務めました。
ラクスルのビジョンと成長戦略
ラクスルは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、さまざまな事業を展開しています。特に、中小企業の経営課題を解決するためのテクノロジープラットフォームの構築に注力しており、その一環として藤門氏の技術的知見が生かされることになります。日本の企業の99.7%を占める中小企業に向けた戦略的アプローチが、今後の焦点になります。
藤門氏が就任することで、ラクスルは新たな領域への展開を進め、マーケティング支援や金融サービスも含めた幅広いニーズに応えるための計画を進めています。このためには、顧客体験の一貫性を確保することが不可欠であり、「RAKSUL ID」や決済基盤の強化がその鍵となります。
藤門氏のコメント
藤門氏は就任に際して、「ラクスルの成長に向けて、前職での経験を大いに活かせることを嬉しく思います。テクノロジーの力で複数の事業を支え、顧客体験を統一することが重要であり、最適化と統一性を両立させるための挑戦に期待しています」と述べています。この強い意気込みが、ラクスルの今後の発展を加速させることでしょう。
エンジニアリングの挑戦とキャリアの機会
ラクスルでは、エンジニアにとっての成長と挑戦の機会が豊富に用意されています。具体的には、産業を支えるシステム設計や新規事業の創出、技術基盤の統合に関する多様な課題に取り組むことができます。これにより、企業の成長に寄与するエンジニアたちの積極的な参画が求められています。現在、ラクスルでは新たな仲間を募集中で、技術を活かすフィールドを広げる準備が進められています。詳細はラクスルの採用情報にアクセスしてください。
特別イベントの開催
また、ラクスルでは「プラットフォーム構築の落とし穴と成功の鍵」というテーマで特別イベントを開催し、技術リーダーたちが集まり、さまざまな知見を共有する機会があります。大規模なプラットフォーム運営の経験を活用し、事業と技术の交差点での知識を深掘りする場として、多くの参加者が期待されています。日程は4月9日、水曜日の19:30から21:30です。多数の参加をお待ちしております。
最後に
ラクスルの成長と変革が進む中で、藤門千明氏の就任は企業にとって大きな転機となるでしょう。新たな技術基盤の構築とサービスの統合により、多くの中小企業に貢献できることが期待されます。さらなる発展に向けた挑戦が、今後のビジネス環境にどのように影響していくのか、一層の注目が集まります。