創業1349年、和菓子の老舗「塩瀬総本家」から、夏の定番商品「夏すがた」に新フレーバー「本葛アイス」が登場しました。
「夏すがた」は、夏の風物詩をモチーフにした涼しげな創作ゼリーと、果肉入りのゼリー、そして塩瀬自慢の江戸前水ようかんを組み合わせた、贈り物にも最適な商品です。
今回の新フレーバー「本葛アイス」は、本葛を使用した、今までにない新食感が楽しめるスイーツです。巨峰とパイナップルの2種類がラインナップされ、冷凍庫で凍らせて少し解凍してから食べると、本葛の滑らかな舌触りとぷるんとした弾力が楽しめます。
「本葛アイス」は、従来の「夏すがた」の寒天中心のゼリーとは違い、本葛と寒天を配合することで、冷凍してもガチガチに凍らず、少し解凍した際にもちもちとした食感が楽しめるように工夫されています。
また、塩瀬の「夏すがた」は、中身がよく見えるように作られたドーム型のカップを使用しているのも特徴です。商品をお手に取られた際、箱を開けた時に様々な色とりどりのゼリーが美しく映えるように工夫されています。
「夏すがた 本葛アイス」は、塩瀬の伝統を守りながら、新しい挑戦を続ける姿勢が感じられる商品です。暑い夏にぴったりの、涼しげで美味しい新食感スイーツを、ぜひご賞味ください。
塩瀬総本家の歴史
塩瀬総本家は、1349年に中国から来日した林浄因によって創業されました。浄因は、中国で肉の入った饅頭づくりが得意でしたが、日本で肉を食べることを禁じられていたため、小豆を甘葛煎という植物から抽出した甘味で煮詰め、日本で初めて甘い小豆餡と、餡が入った饅頭を創作しました。
その後、塩瀬総本家は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、歴代の将軍に愛され、江戸時代には江戸で一番のお菓子として、当時のガイドブックに紹介されるほど人気を博しました。
明治時代には菓子商初の宮内省御用を命じられ、当主の渡辺亀次郎は、その腕前から菓子の神様と呼ばれ、明治天皇によく召し上がられました。
塩瀬総本家は、創業から675年以上、時代の変化に合わせて、様々な和菓子を作り続けてきました。これからも、伝統を守りながら、新しい挑戦を続けることで、多くの人に愛される和菓子を作り続けていくでしょう。