2025年12月の派遣求人平均時給について
ディップ株式会社が発表した2025年12月度の派遣求人データによると、日本の3大都市圏における平均時給は1,646円となり、前年比では47円の増加、前月比では10円の増加が見られました。これは、派遣労働市場が依然として活発であることを示しています。
しかし、求人件数は約154,000件で、前年比で27.2%の減少、前月比では7.1%の減少となっています。このように、時給が上昇傾向にある一方で、求人数は減っているという微妙なバランスが感じられます。
エリアごとの平均時給の変化
続いて、3大都市圏のエリア別に見ていくと、関東エリアの平均時給は1,636円で前年比では52円の減少、前月比では93円の減少が記録されました。この減少は、特に東京などの競争が激しい地域での影響が出ていると考えられます。一方、東海エリアでは平均時給が1,488円となり、前年比54円の増加、前月比16円の増加が見られました。また、関西エリアでは1,532円と前年比60円の増加、前月比でも3円の増加が見られ、こちらは上昇傾向が続いています。
職種別の平均時給について
職種別に見ると、すべての職種で前年比プラスの動きが見られました。「事務・オフィス系」の平均時給は1,613円、前年比40円の増加と前月比6円の増加が発生しました。特に「販売・営業・飲食・サービス系」では1,569円に達し、前年比31円の増加、前月比では21円の増加という好調な数字を記録しました。
さらに「WEB・クリエイター系」については1,836円で前年比39円の増加、前月比では14円の減少があり、これはプロジェクトの経済状況に影響されやすい職種の一つであることが伺えます。IT関連の平均時給は2,308円と高水準を維持しているものの、前月比では41円の減少が見られ、こちらも市場の競争が厳しくなっている証拠となるでしょう。
医療、介護、研究、教育系では1,696円と前年比で133円の大幅な増加があり、需要が高まっている分野であることが分かります。
工場や軽作業、物流関係の平均時給も1,425円に上昇しており、特に人手不足が問題視されているこの分野でも時給が上昇しています。
調査方法と今後の展望
このデータは、「はたらこねっと」に掲載された派遣や紹介予定派遣の求人広告を基に集計されたものです。今後も派遣求人の動向は、経済や市場の流れに大きく影響を受けることが予想されます。特に、新型コロナウイルスの影響やテクノロジーの進化に伴う職業の変化が、今後の求人市場にどのような影響を与えるのか注意深く見守る必要があります。
まとめ
派遣求人市場の時給が上昇する中で、求人数の減少は今後の雇用環境に影響を及ぼすかもしれません。特に一部の職種では高い時給が記録されている反面、エリアによっては厳しい状況が続いているため、各求職者はこの情報をもとに慎重に職探しをすることが求められます。さらに、労働市場の動向をシビアに見極めるためにも、情報の収集を怠らないようにしていきたいものです。