Aria Rika株式会社、授乳支援事業の資金調達と支援プログラム参加

Aria Rika株式会社が授乳支援サービスの実証実験に向け資金調達を実施

神奈川県真鶴町に拠点を置くAria Rika株式会社は、授乳支援事業の実証に向けて、宮城県仙台市のスパークル株式会社が組成したファンド「スパークル1号投資事業有限責任組合」から資金を調達しました。この取り組みは、特に育児に対する多様なニーズの高まりに応えるものです。また、当社代表取締役社長である勝山仁美が神奈川県が主催するHATSU起業家支援プログラムにも採択されたことを併せて発表しました。

時代の授乳スタイルの変化

現代社会では、授乳のスタイルは多様化しています。早期の社会復帰を望む家庭が粉ミルクでの授乳を選択したり、100%母乳を選ぶ家庭もあれば、父親や家族が搾乳した母乳を使った授乳を希望するケースも増えてきました。さらに、社会復帰後に母乳から粉ミルクへの移行を考える家庭もあります。このように、多くの家庭がそれぞれの授乳スタイルを模索する中で、授乳に関する「トラブル」も数多く存在します。

調査によれば、産後に授乳に関するトラブルを抱える親が約8割に達しているとのことです。具体的には、赤ちゃんが泣き止まない、母乳の出すぎや足りなさといった問題、授乳方法の選択が難しいといったさまざまな悩みが寄せられています。

Aria Rikaの事業について

このような多様な家庭のニーズに応じて、Aria Rikaはそれぞれのスタイルに最適な授乳方法を支援する革新的なサービスを開発しています。具体的には、科学的根拠に基づいた授乳支援ができる専門家によるアプローチを提供し、産後の母親が「自信を持って授乳できる」ような仕組みを整えています。

今回の資金調達は、同社のサービス初期実証を目的としたもので、神奈川県のHATSU起業家支援プログラムへの採択によって、地域のエコシステムとの連携が図られています。これにより、事業開発を推進し、地域の支援を受けながら着実にサービスを実現させていく予定です。

コメントと今後のビジョン

代表の勝山仁美は、「スパークル株式会社からの出資をいただけたことを大変嬉しく思います。私自身も母親としての経験から、このサービスが必要だと感じており、多くの方々からいただいた支援に感謝しています。資金を活用し、日本国内外の家庭がこのサービスを受けられる体制を構築します」とコメントしています。

一方、スパークル株式会社の福留秀基氏は、「Aria Rikaは少子化社会の課題に果敢に取り組むスタートアップであり、これからの育児をより健康で気軽にできる世界が実現できることを楽しみにしています」と述べています。