2025年4月、いよいよ大阪・関西万博の幕が開けます。この万博を通じて、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとサントリー食品インターナショナルは、新たな環境への取り組みとして「ボトルtoボトル」プロジェクトを実施します。この取り組みは、会場内に設置される「3Rステーション」で収集される使用済みのペットボトルを再利用し、まったく新しいペットボトルとして生まれ変わらせるものです。
この550か所に設置される「3Rステーション」では、来場者が持ち込んだペットボトルを回収し、それを新たな飲料用容器へと再生します。特筆すべきは、このプロジェクトが新たな化石由来の原料を一切使用せず、資源を循環させることで、CO2排出量を約60%削減することができる点です。これにより、万博が掲げるサーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルの達成に寄与します。
「ボトルtoボトル」の取り組みを推進するために、特別に設計されたペットボトル専用の回収ボックスが「3Rステーション」に設置されます。本体、キャップ、ラベルといった各部品を分別して投入できる仕組みが整えられており、効率的なリサイクルプロセスが確保されています。加えて、このボックスには、両社が協力して作成した資源循環啓発ロゴが掲示され、来場者にリサイクルの重要性が伝えられます。
すでに国際的な環境問題への意識が高まる中、大阪・関西万博はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを進め、会場内で発生する廃棄物のリデュース・リユースに努め、持続可能な運営を目指します。万博主催者は、2030年を目標にSDGsの各種目標の達成を図るため、日々の運営に際して環境への影響を適切に管理していきます。
さらに、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとサントリーは、これまで培った知見を大いに活用し、「ボトルtoボトル」の実施によって、脱炭素社会への道を開いていくことが期待されています。これにより、2社は環境保護に向けた力強いメッセージを発信していく意気込みを見せています。
今後、回収活動は2025年4月13日から同年10月13日までの期間で行われ、来場を予定する皆さんには、ぜひこの取り組みにご参加いただき、未来の環境保護を共に考えていただきたいと思います。皆さんが捨てることで、新たな製品が生まれ、持続可能な未来に貢献できるのです。お楽しみに!