地域課題解決のためのデザインカンファレンスが富士吉田で開催
11月23日、山梨県富士吉田市にて「山梨デザインカンファレンス2025」が開催されます。このカンファレンスは山梨デザインセンターの主催で行われ、県内のデザイナーやクリエイターが集まり、地域の課題解決に向けたネットワークを構築する機会を提供します。多様な視点を持つ参加者が集まり、地域の魅力や課題について考える場となります。
地域の魅力を再評価する機会
今回のカンファレンスは、布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2025」に合わせて開催されます。富士吉田市は古くからのテキスタイル産業の中心地であり、地域の歴史と文化を背景に、デザインの力を通じて新たな可能性を探ります。参加者は地域の織物に関わる人々や業者と対話し、実際にテキスタイルの現状を知ることができます。
「デザインがどのように価値を高めるか」「異分野との結びつき」の視点から議論が交わされ、地域との接点を深めることが目指されています。このカンファレンスは、地域のテキスタイル産業の未来を描くための重要なステップとなります。
パネルディスカッションでの深い議論
カンファレンスではの内容も充実しています。パネルディスカッションでは、専門家たちがテキスタイルデザインと建築、また富士吉田におけるテキスタイル産業の現実について話し合います。登壇者には多摩美術大学の内藤廣学長や、東京造形大学の須藤玲子名誉教授、さらにはA-POC ABLE ISSEY MIYAKEの宮前義之デザイナーらが名を連ねます。
その後は、グループワークや発表が行われ、参加者同士での意見交換が生まれます。プログラム終了後には交流会も予定されており、参加者同士のさらなるつながりを深める時間となります。交流会は有料ですが、軽食付きで気軽に参加できます。
参加申込は事前に必要
この機会にぜひ参加してほしいのですが、参加は事前登録が必要です。定員は60名程度で、人気のイベントであるためお早めの申し込みをおすすめします。申し込みはオンラインで可能ですので、ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。
最後に、山梨の豊かな自然と文化に触れながら、地域課題の解決に向けた新しい視点を得るチャンスです。デザインを通じて、地域の未来を一緒に考えましょう。興味のある方は、どなたでも参加できますので、お気軽にお申し込みください。