ZOZO研究所の快挙
2025-02-03 12:30:53

ZOZO研究所が「The Web Conference 2025」に論文採択される

ZOZO研究所の論文が「The Web Conference 2025」に採択



株式会社ZOZO NEXTの研究開発部門であるZOZO研究所が、提携するカンファレンス「The Web Conference 2025」において、新たな論文が採択されました。この研究は、オンラインショッピングの購買行動に革命をもたらす可能性を秘めています。

論文タイトルと研究者


本研究のタイトルは「Disentangling Likes and Dislikes in Personalized Generative Explainable Recommendation」、邦題では「パーソナライズされた推薦理由の生成タスクにおけるユーザーの好き・嫌いの感情の分離」と名付けられています。著者はZOZO NEXTの清水良太郎氏です。この論文では、ユーザーが商品を選ぶ際に「何が好きで何が嫌いなのか」を探るための新たなアプローチを提案しています。

研究の背景


近年、ファッションECサイトや他のオンラインショッピングプラットフォームでは、機械学習を活用してユーザーに対する商品推薦が行われています。特に「ZOZOTOWN」を運営するZOZOグループは、この技術を用いて新しい購買体験を提供しており、そこにおける重要な課題は実際の商品の視認性の欠如による購買ミスマッチです。この論文では、ユーザーが購入前に「何に惹かれるか」「何に拒否感を抱くか」を予測する方法を模索しています。

論文の内容


本研究は、ユーザーの感情に基づく説明可能な推薦モデルを構築することを目指しています。清水氏は、既存のデータセットを活用して、契約を通じて取得したユーザーのレビュー情報を分析しました。具体的には、LLM(大規模言語モデル)を使用して商品レビューから要点を抽出し、ユーザーが具体的に「何が好きで何が嫌いなのか」を明示化するデータセットを制作しました。

その結果、分析に基づいた説明可能モデルの精度が確認されただけでなく、新たな評価指標も提案されました。これにより、ユーザーが受ける推薦理由の透明性が向上し、購買体験が一層向上する見込みです。

今後の展望


この波及効果を受けて、ZOZO研究所では今後の展開に期待が寄せられています。研究は、視覚的要素を含む新たな推薦手法の開発や、画像データとも連動した高度な推薦モデルへと進化する可能性があります。当所は、理論面と実用面双方での研究に取り組み、継続してサービス向上に寄与していくことを目指します。

ZOZO研究所について


ZOZO研究所は「ファッションを数値化する」というミッションを持ち、ファッション業界のデータを科学的に分析・解明しています。設立は2018年、近年はその活動を通じて数多くの革新的な研究成果を上げています。また、公式ウェブサイトでは研究に関する最新情報が発信されていますので、是非チェックしてみてください。

公式サイト: ZOZO研究所


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会社情報

会社名
株式会社ZOZO
住所
千葉県千葉市稲毛区緑町1-15-16
電話番号

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