株式会社光響、フェムト秒レーザー加工機「Femto-V」を発表
株式会社光響は、最新のフェムト秒レーザー加工機「Femto-V」を発表しました。このモデルは、産業界の常識を打ち破る価格と性能を兼ね備えており、1,980万円から導入可能です。
新技術の集大成
「Femto-V」は、従来のフェムト秒レーザー加工機「Femto-pro」で培った技術と設計ノウハウを基に、新たなレーザー光源と加工系を導入しています。特に、欧州のLight Conversion社製の3波長対応フェムト秒レーザー発振器「Carbide」や、中国製の高性能レーザー光源を採用しており、アカデミック用途から広範な産業利用に応じた加工機という位置づけです。この新しいモデルは、コスト競争力と高い応用性能を両立させています。
大幅なコスト削減
一般的に5,000万円以上が相場とされるフェムト秒レーザー加工機の中で、「Femto-V」はたったの1,980万円(税抜)から導入可能という点が大きな特徴です。これにより、これまで導入が難しかった企業でもフェムト秒加工技術を手軽に取り入れられるようになり、産業利用の幅が広がります。
幅広い加工対応力
光響では、ラボ内のデモ機を使った受託加工やトライアルサービスを提供しています。新機種「Femto-V」は、SiC(シリコンカーバイド)、GaN(窒化ガリウム)、ダイヤモンドなどの次世代パワー半導体材料や、高硬度材料の加工にも対応。さらに、多点同時加工や収差補正など、高度な要件にも柔軟に応えられます。
国内大手の半導体メーカーや電子部品メーカーからも多くの依頼を受けており、材料加工のトライアルからレーザー加工機システムの生産ライン導入まで、一貫したサポートを提供しています。
詳細情報
- - 製品名:フェムト秒レーザー加工機
- - 型式:Femto-V
- - 価格:1,980万円〜(本体価格、税抜)
- - 納期:お問い合わせください
- - URL: 公式サイト
お問い合わせ
興味のある企業や個人の方は、以下の方法でお問い合わせいただけます。
特徴
- - IR、VIS、UVの3波長選択可能
- - 平均出力10 Wからのラインナップ
- - 他社の光源も組み込み可能
- - パルス幅(250 fs〜10 ps)可変
- - Burst機能付き
- - 光響製ビームプロファイラの利用が可能
技術の進化を実感できるこの新モデルは、未来のものづくりを、より手軽に、より高精度で実現するパートナーとなるでしょう。ぜひ、今後の展開にご期待ください。