感覚過敏の子どもたちが安心して観戦できる特別なセンサリールームとは

感覚過敏の子どもたちが安心して楽しめるXリーグの特別観戦会

日本社会人アメリカンフットボール協会が開催する「Xリーグ」の秋季リーグ戦において、特別な観戦会が実施されます。この試みは、感覚過敏などの特性を抱える小学生とそのご家族を対象にしたもので、スポーツ観戦のストレスを軽減するために設計された特別な環境が整えられています。

感覚過敏とは？

感覚過敏とは、日常生活の中で音や光、においなどに敏感に反応し、不快に感じてしまう状態です。多くの人が当たり前に楽しむスポーツ観戦ですが、このような特性を持つ子どもたちにとっては、歓声や大きな音が大きなストレスになり得ます。この観戦会では、従来のスポーツ観戦の楽しさを、気軽に体験できる場所が提供されます。

センサリールームについて

この観戦会では、特設された「センサリールーム」が設置されます。この部屋は大きな音や強い光、人混みに不安を感じる子どもたちがリラックスできるよう、音を遮る工夫が施されています。明るすぎない照明や周囲の視線から守られた環境により、保護者も安心してお子様を連れて来ることができます。

開催概要

観戦会は、2023年10月13日（日）に神奈川県川崎市の富士通スタジアム川崎で開催されます。この日の試合は、富士通フロンティアーズ対オール三菱ライオンズの戦いで、13:30からキックオフします。

参加対象は、感覚過敏の特性がある小学生とそのご家族で、参加費は無料です。ただし、交通費や飲食費は自己負担となります。参加者は2～3家族を予定しており、応募者多数の場合には抽選が行われます。応募は10月1日から10月6日の間に行い、URLや二次元バーコードを通じて事前申込みが必要です。

お楽しみの要素も多数

子どもたちが試合観戦にあきてしまった場合も楽しめるよう、感覚刺激玩具も用意されています。さらには、センサリールームの中には富士通フロンティアーズとオール三菱ライオンズのヘルメットやレプリカTシャツが展示される予定です。これにより、子どもたちの興味を引き、楽しみながらアメリカンフットボールについて学ぶことができます。

この試みは、感覚過敏を持つ子どもたちがスポーツを楽しむ手助けだけでなく、家族全体で安全にイベントを楽しむ機会を提供するものです。この機会に、ぜひご参加を検討してみてください。