日比谷花壇、MPSジャパンと持続可能な花産業構築に向けた包括協定を締結

日比谷花壇とMPSジャパンが推進する持続可能な花き産業への道

2025年7月28日、日比谷花壇がMPSジャパンとの包括協定を締結しました。この協定は、花き業界における持続可能な生産の拡大を目指し、環境に優しい花の提供を実現するための重要なステップです。

当協定の背景

日比谷花壇は、企業のESG経営を掲げ、花きの調達において国際的な環境認証である「MPS認証」を取り入れています。これは、持続可能な花きの生産を促進し、消費者が安心して選べる花を提供するための取り組みの一環です。特に、「花き日持ち品質管理認証」を持つ生産者から優先して調達することが特徴です。このような活動の中で、MPSジャパンの支援が必要不可欠であるとの考えから、包括協定が結ばれました。

包括協定の協力事項

協定には以下のようなポイントが含まれています：

- MPS認証の普及と啓発活動。
- 環境負荷を低減する花きの生産と調達の拡大。
- 生産者への認証取得や技術的支援の提供。
- 環境に配慮した商品の共同開発。

日比谷花壇の取り組み

日比谷花壇は、フラワーギフト業界でのリーダーシップを発揮し、卸部門でのMPS認証取得を行ってきました。また、再利用可能なバケツを使用した環境配慮型物流の導入や、花の日持ちの保証など、業界内で先進的な取り組みを行っています。これにより、消費者に対し環境に配慮した高品質な商品を届けることが可能になりました。

MPSジャパンの視点

MPSジャパンの代表松島義幸氏は、現在の花き業界が厳しい状況にあることを指摘し、日比谷花壇の取り組みが環境対応のリーダーシップを発揮していると評価しています。また、MPS認証がもたらす環境負荷の低減や生産者への技術支援が重要であると強調しました。この協定により、花き産業全体でのサステナビリティ向上が期待されます。

サステナブルな未来の実現へ

日比谷花壇は、MPSジャパンとの協力を通じて、さらなる環境配慮への取り組みを強化し、社会全体の持続可能な発展に寄与することを目指しています。中長期的には、業界全体の変革を促し、より多くの消費者に環境に優しい花を選んでもらうことを期待しています。具体的な成果を上げるため、日比谷花壇は今後もMPSジャパンとともに努力を続けていきます。