ICFジャパンとゼロ高等学院が手を組んだ特別授業
2025年12月15日、通信制高校のゼロ高等学院において、国際コーチング連盟(ICF)の日本支部、ICFジャパンが主催する「コーチング・実践ワークショップ」が開催されました。本ワークショップは教育現場における次世代のリーダーシップや対話力を育むことを目指しています。ICFジャパンは「コーチングを社会の共通言語に」というビジョンを掲げており、今後も全国の教育機関と連携して活動を推進していく計画です。
開催の背景: 教育にコーチングが必要な理由
近年、予測困難な社会においては、決まった正解のない問題に自ら向き合い、他者と協力して新たな価値を創造する力が求められています。従来の教育が「教える」ことに重きを置いている中、生徒たちの主体性や対話能力を十分に育てることがむずかしくなっています。そこで、ICFジャパンは「体験重視」の姿勢を持つゼロ高等学院と協力し、国際基準を持つプロのコーチによる実践的なワークショップを通じて、生徒たちが「聴く力」や「問う力」を体感できるプログラムを設けました。
特別授業の内容と反響
当日、ICFジャパンからは理事や運営委員が講師として参加。テーマは「対話力を進化させる!質問力と協力関係の構築」で、単なる知識の習得ではなく、生徒が実際にコーチングを体験できるように工夫しました。プログラムは以下の内容で構成されました。
主なプログラム内容
1.
傾聴ワーク
単に「聞く」のではなく、相手の感情や背景を理解しながら聴くことを体験しました。比較実験を通じて、聞き手の態度が話し手に与える影響を実感しました。
2.
質問ワーク
ただの事実確認から相手の価値観や未来を引き出す「オープン・クエスチョン」へと変えていく練習をしました。
3.
日常での活用ディスカッション
生徒自身の日常シーンにコーチングをどう活かすかについて討論しました。バイトの連携や進路相談など、リアルな場面がテーマでした。
参加生徒たちは、「コーチング=指導」という先入観を持って参加しましたが、実際に体験することでその認識が変わっていった様子が伺えました。参加者からは「相槌一つでコミュニケーションがこんなに変わるとは思わなかった」「友人の新たな一面を知ることができた」といった感想が寄せられ、会場全体が温かい雰囲気で包まれました。特に、一人の生徒は「コーチングは人を育てるために必要な教育概念だと思いました」と述べ、このワークショップの意義を感じていたようです。
今後の展望
ICFジャパンは、このゼロ高等学院での取り組みを皮切りに、さらに多様な教育機関と協力し、コーチングの重要性について探求を続けていきたいと考えています。日常の会話や先生から生徒への言葉、進路選択において、コーチングのスキルを取り入れることが、学校全体の雰囲気や生徒たちの未来にプラスの影響を与えると信じています。
ゼロ高等学院とは?
ゼロ高等学院は、堀江貴文氏が主宰し、「将来の夢を今叶える」をキャッチコピーに掲げています。約85名の生徒が在籍するこの学院は、高校生と大人の境をなくし、実践的な学びを提供する教育機関です。彼らの活動は、将来のリーダー育成を意図しており、今後の展開が期待されます。
ICFジャパンについて
ICFジャパンは、国際的に見ても1万6000人以上の会員を擁し、コーチングの普及に努める団体です。彼らは日本におけるコーチングのプロフェッショナリズムを高め、教育から社会全体に及ぶ影響を与えようとしています。今後もさらなる展開を期待しています。